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第393号~コロナ禍でも全育連は頑張ってます!そして、ある日の光景から・・・。~
2020 / 12 / 24 ( Thu )

 まず始めに、先月号に続き、アンケートご協力のお願いです。
全国手をつなぐ育成会連合会(以下:全育連)・権利擁護センターでは、只今、障害基礎年金についてのアンケート調査を行っております。
障害基礎年金につきましては、障害のある本人達にとって、なくてはならない貴重な収入源ですが、数年前までは支給の有無についての地域格差が顕著に現れ、特に兵庫県においては、申請しても支給されないケースが他府県と比べ非常に多いという状況が続きました。そこで、全育連では、全国の育成会において実態調査を行い、国に対し、その不合理を訴えてまいりました。
私たちの努力が実り、平成28年には、受給についての「等級判定ガイドライン」が施行され、年金支給有無の地域差は生じにくくなってまいりました。

しかし、最近の知的障害者の受給状況は、1級認定が13%と非常に少なく、また、永久固定(更新がなく診断書提出の必要はなし)の方は、新規で、わずか5%となっているそうです。
障害支援区分や就労形態、収入額等が、年金受給の有無や等級に関係があるのか、また、数年ごとの更新についても、どの様な人がどれくらいの頻度で行われているのか等、実際の受給状況を詳しく調べるために調査を実施し、国への要望に反映したいと思います。

全育連からは、20代、30代、40歳以上の本人、それぞれ10名づつの協力依頼でしたので、それぞれの年代ごとに10名、計30名の方にアンケートを送付させていただきましたので、趣旨をご理解の上、ご協力のほどどうかよろしくお願いいたします。
権利擁護センターでは、先般、グループホーム建設にあたっての反対運動等のアンケートも実施し、支部長さん方にご協力いただきました。(報告書が送られましたらお知らせいたします)また、現在、行っている年金調査の次は、成年後見制度についてのアンケートも実施されます。

「グループホーム=住まいの場」、「年金=収入源」、「成年後見制度=権利擁護」は、本人たちが親なきあとも、地域の中で当たり前に暮らすために必要不可欠な3点セットです。
全育連では、全国組織であるというスケールメリットを活かして多くの声を集約し、それぞれの現況を把握、課題等を国に届け、改善に向け運動を展開してまいりたいと思います。今後とも、ご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。

もう一つ、全育連の話題をご紹介します。以前からお伝えしておりますが、久保会長は、国が設置する多くの委員会に出席しております。(久保会長か、副会長、又村事務局長が委員になっています)、最近は、どんな委員会に参画しているのか、
そして、国の障害者施策の方向性を審議する重要な位置づけである「社会保障審議会障害者部会」の動きについて、12月7日現在の最新情報を4ページに掲載しておりますのでご覧下さい。

私たちに大きく関係するのは、まずグループホームについてですが、重度者を受け入れたり、手厚い夜間支援体制を行う事業所には加算されるということや、就労継続B型が現行のタイプ(工賃により報酬が連動する)と、もう一つ連動しないタイプ(例えば地域との連携等が評価される)に分かれ、選択制となります。選択すると3年間は変更できません。また、施設外就労加算は廃止となり、その財源は、連動しないタイプに充てられます。その他、今回の報酬改定では見直されるであろうと言われていた、通所系サービスの送迎加算や食事提供体制加算について、コロナウイルス感染の状況を踏まえ、現行通りとなりました。ただし永続的なものでなく、今後は見直しもあり得るそうです。ご質問等おありの方は、後藤までお願いいたします。

次です。私たちが行政に向け、声を上げることが出来る一番身近な機会となるのが、神戸市に対して毎年提出している要望書(8月号に掲載)です。市より、要望に対する回答をいただきました。本誌8~17ページに掲載しておりますのでご覧下さい。回答について、ご質問のある方は、後藤までお願いいたします。


 次の話題です。育成会事務局に向かう電車の中で、ある日、いろいろと考えさせられてしまう光景に遭遇しました。朝の混雑をさけるため、時間がかかっても、出来るだけ普通電車を利用している私ですが、とある駅から、視覚障害の青年が乗車してきました。
彼は、乗車扉からまっすぐ歩き、もう片方の扉の前で立っていました。そして、次の駅で下車しました。車内から、降り立った彼の様子を見ていると、どうやらエレベーターの場所が分からないようで、白杖で誘導ブロックを探しながらも、その場所で立ちすくんでいる様子でした。

私の乗った電車は発車し、その後のことは分かりませんが、その駅のホームは、地下にあり、彼の行く手には、太い円柱の柱がありました。また、彼がエレベーターと勘違いした窪んだ場所は、椅子が並べられているスペースで、どうすればいいのか困っているように見受けられました。
周りを歩いている人々は、彼の行動をじっと見ながらも、みんな通り過ぎて行きました。
以前なら、こんなことはあり得なかったと思います。必ず、誰かが声をかけ、その場所に行くお手伝いをしていたと思います。けれども、コロナ禍の昨今、誰もが人との接触を避けるため、声をかけない、また視覚障害の方も嫌がられたくないので助けを求めない・・、こういった状況が、最近よくニュースで流れている「ホーム転落死」にもつながっているように思われます。
私自身も、以前は、電車やバスで視覚障害の方を見かけると、乗降の手助けをしたり、空いている席に案内したりしていました。それは、障害特性は違えども、息子と同じ社会の人々の配慮が必要な方であるため、息子の姿と重ね合わせ(息子が困っていたら助けて欲しいという気持ち)、出来る範囲の手助けをしていました。けれども、コロナ禍で「感染しない。感染させない。」と言われている中、なかなか以前の様な行動に踏み切ることは出来ません。しかし、視覚障害者に限らず、我々の子供たちも同じです。駅や街中で、ヘルプマークをつけて困っている知的障害者を見ても、このご時世、積極的に声をかけて下さる人は果たしているのでしょうか。

コロナウイルスという厄介な輩は、人々の身体を蝕むだけでなく、「こころ」にも入り込んで、誰もが持ち合わせていると思われる人としての「やさしさ」をも破壊してしまうのでしょうか。
新しい生活様式の中で、配慮が必要な人々に対し、どういった方法でなら手助け出来るのか、あの日、あの光景を見てから、ずっと気になっています。
最後に、「コロナが終わったら何がしたい?」と題したシリーズが始まりました。コロナ禍の中での想いと、これからについて切々と書かれています。ぜひご覧下さい。(会長 後藤久美子)
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第392号 ~神戸市の見守り支援事業の第一歩です。そして、もう40年です。!~
2020 / 11 / 16 ( Mon )
 まず始めに、神戸市からの「障害者見守りに関する郵送調査」について、ご協力のお願いです。
神戸市では、障害者の親なきあと対策の一環として、平成30年12月に開設の「西区障害者支援センター」
(「新緑の家」に隣接)を皮切りに、各区に障害者支援センターを開設しています。
(東灘区と長田区は令和2年度中に開設予定、その他の区はすでに開設済み)

このセンターでは、相談支援や短期入所(緊急時の受入・対応)、日中活動の場の提供に加え、
「障害者見守り支援員」を配置した「見守り支援事業」を実施することになっております。
「見守り支援事業」とは、当会が行っている「見守りTAI」事業のように、直接、障害者宅に出向き見守りをするものではなく、
障害者が地域の中で安心して暮らせるように、障害者の生活状況を関係機関で共有し、
必要な支援につなぐことを目的にした事業です。
そして、その体制づくりのため、神戸市では、障害者の生活状況についての個別調査を行うことになりました。

対象となる方は、身体障害者手帳1・2級、療育手帳A、精神保健福祉手帳1級のうち、①18歳未満
②重度心身介護者手当受給者 ③障害福祉サービス利用者(5月31日現在)を除いた約28,000人で、
11月中旬頃から該当の各家庭に郵送されます。調査票は、必要な個所にチェックをつけるだけの比較的簡単なものと
なっております。地域とのつながりがない方やリスクを抱えている方を把握し、
その方々が安心して暮らせるような支援につなげていくための調査ですので、
調査票が届いた方は返信いただきますよう、よろしくお願いいたします。

 

 次の話題です。去る10月27日、新緑福祉会40周年の記念式典が育成会会館にて執り行われました。
本来ならば、大勢の方々をお招きし行われたことと思いますが、コロナ禍の中での開催のため、
規模を縮小しての式典となりました。
早いもので、新緑福祉会が誕生してもう40年・・・、時の流れをひしひしと感じます。
新緑福祉会の歴史は、生みの親である育成会の歴史そのものです。なぜ法人を設立したのか、
その背景も含め、順に振り返ってみたいと思います。
新緑福祉会の母体である神戸市手をつなぐ育成会は、昭和32年に設立されました。
当時の社会には、「福祉」という概念はなく、「就学免除」「就学猶予」という言葉がまかり通り、
障害のある子供たちは、学校に行くことすら出来ませんでした。
しかし、先輩方は「何としても子供たちを学校に行かせたい」という厚い想いで運動を展開し、
見事、教育を受ける権利を獲得しました。

 
 次に取り組んだのが、卒業後の受け皿づくりです。当時、神戸市内には卒業後の行き先としての施設は、
いわゆる「市立3園」(神戸市立のおもいけ園・もとやま園・たまも園)しかなく、在宅を余儀なくされていたという状況でした。
そこで先輩方は、「無いんだったら自分たちで造ろう」と、施設を創設するために必要となる社会福祉法人
「新緑福祉会」を設立したのです。昭和54年のことです。
そして、翌年、神戸市内で初となる民間施設「玉津むつみの家」を開設しました。開設にあたり、
先輩方は手弁当持参で建設地に出向き、慣れない手つきで一輪車やスコップを使って土地の整備を
されたそうです。実に、驚くべきパワーと行動力です。
それから7年後、育成会は、「玉津むつみの家」建設時の1000万超の借入金を抱えながらも、
「在宅者をつくらない」という強い信念のもと「ワークホーム緑友」を開設、そして僅か2年後には、
「グリーンホーム平成」を開設しました。
建設にあたっては、会員さんに、緑友は一口5000円、そして、平成は一口1万5千円の寄付をお願いし、
それぞれ2000万超、2200万超の資金が集まりました。寄付をされたのは、すぐに施設が必要となる成人の方だけではなく、
幼児施設や仲良し学級所属の多くの若年層の会員さんからも寄せられました。同じ目標に向かって一丸となった、
そんな時代であったと思います。

  その後、育成会では、安定した財源確保のために、「信託制度」(信託銀行に100万円預金してもらい、
5年後に原本は返却、利子のみ育成会に寄付)を発足、バブル時代の好景気の頃であったため、寄付金は1億円を超え、
続く「新緑の家」建設時に活用されました。

 次に、神戸市が建設した「東部在宅福祉センター」内の「ワークセンターいわや」の運営を任されました。
多くの社会資源を生み出していった新緑福祉会の実績が評価されたものと思います。
更には、グループホームの運営や、障害福祉の第一線の機関である「障害者地域生活支援センター」を市より受託、
そして、初の入所施設となる「とこはの家」を開設する等、数多くの歴史を刻んでまいりました。
ところが、その頃、半世紀以上続いた「措置制度」に代わって「支援費制度」が導入され、新しい福祉の時代が始まりました。
国からは、「もう入所施設はつくらない」「施設から地域に」という方向が示され、障害福祉は大きな転換期を迎えたのです。
しかし、24時間365日の支援が可能な入所施設を希望する方は大勢います。
どうすればいいのか途方に暮れていましたが、当会では「入所施設が造れないのなら名称はどうであれ、
現存の入所施設以上の住まいの場を造ろう」を合言葉に準備を始めました。
そんな中、国は重度・高齢化の障害者のための新たな類型である「日中サービス支援型グループホーム」を打ち出し、
平成30年5月、全国に先がけ、重度高齢化対応のグループホーム「えみのき」を開設しました。
開設にあたって育成会から新緑福祉会に1億5000万円拠出しましたが、内、1億円は事業協力金を取り崩したものです。

 事業協力金を納めて下さっているのは、関連4団体(自立訓練事業、新緑福祉会、いくせい、神戸育成会)に
所属の会員さんです。しかし、育成会が目指す「住まいの場建設」は、全会員の命題です。
そこで、今後の育成会の方向性に賛同の方はご協力をという旨の文書を、関連4団体以外の全ての会員さん宅に郵送しました。平成26年のことですが、70名程度の方々が協力金を納めて下さり、現在に至っております。「えみのき」だけでなく、
続く「フルール西鈴蘭台」にも、こういった方々の協力金が含まれております。同じ目標に向かって進む、
かつての育成会の勢いに近いものが感じられます。
 新緑福祉会は、我が子の幸せを願って設立された法人です。㈱いくせい、神戸育成会も同じ目的で設立いたしました。
障害のある本人たちの幸せを第一に願い、今後も4団体で力を合わせ、歩んでまいりたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします  (会長 後藤 久美子)
15 : 25 : 29 | 会長のひとりごと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
第391号~国内で唯一の本人向けのがん保険です。そして、神戸大好きです。~
2020 / 10 / 20 ( Tue )
 まず始めに、コロナ関連で、ドッキリした話題からお話しいたします。
新型コロナウイルスは、ヒトの皮膚の上で、約9時間生存することが明らかになったと、京都府立医科大学の研究チームが
発表しました。
これは、インフルエンザウイルスよりも5倍程度も長い生存時間であるということで、「え~、9時間も手にくっついているの」と
驚愕しました。しかし、80%のエタノールを用いれば、僅か15秒で完全に不活化(細菌やウイルスを殺す)できることも実験で
明らかになったそうです。
感染症予防には、手指消毒が、いかに重要であるかということを改めて立証する結果となりました。品薄だった以前と違い、
今では、ありとあらゆる場所に消毒液が設置されています。

皆さん、消毒液を見かけたら、面倒がらずに、そして遠慮せずに、積極的に「シュッシュッ」を心掛け、コロナをやっつけましょう!
さて、先月号では、全国手をつなぐ育成会連合会(以下:全育連)が取り扱い代理店となっている所得補償保険「手をつなぐ暮らしのおたすけプラン」(随時、受付中)のご案内をしましたが、今月号は全育連が行っている、もう一つの保険事業である「手をつなぐがん保険」について、ご紹介したいと思います。

この保険の説明会は昨年度末(3月)に開催予定で、本誌を通じて、多くの方が申し込んで下さっていましたが、
コロナの影響で開催を見送ることになり、現在に至っております。
その間、ガン保険について聞きたいという声もあったのですが、暫くは、従来の様な集まりは出来ませんので、
保険の紹介を本誌6ページに掲載しております。
「手をつなぐがん保険」は、育成会会員の団体保険であり、
対象者は育成会会員(ご家族です:どなたが対象になるのかはお問い合わせ下さい)と、
そして、今までは、ガン保険に入ることが出来なかった知的障害のある本人も加入できる国内唯一の保険です。

2019年の厚生労働省の発表によりますと、日本人の死亡原因の第一位は、男女共、「がん」となっております。
二位からは、「心疾患(心臓)」、「脳血管疾患」、「老衰」、「肺炎」と続きますが、主な死因の年次推移を見ても、
「がん」は一貫して増加の傾向にあり、昭和56年以降、死亡順位の一位となっております。
「備えあれば憂いなし」・・・、まだ、ガン保険に加入していない会員ご家族の皆様、そして、異変があっても訴えられない
本人さんのために、是非ご一考いただけたらと思います。当保険に興味を持たれた方、ご質問のある方は、
7ページに記載の「ぜんち共済株式会社」までお問い合わせ下さい。また、資料をご希望の方は、
8ページのFaxかメールにてご請求下さい。


 次の話題です。最近、神戸市内において、映画やドラマのロケがよく行なわれているようですが、中でも、神戸を中心に、
全編関西でロケを行ったドラマが、「DIVER(ダイバー)―特殊潜入班」です。夏ごろから始まったドラマの多くは、
コロナの影響で撮影が遅れたため、放送回数が縮小され、放映されるや否や、
すぐに最終回というパターンが多かったようですが、このドラマも例外でなく、
5話のみの放送で、最終回(10/13)を迎えるようです。

物語は、急増する犯罪組織に対抗するため、兵庫県警に秘密裡に設けられた通称「D班」と
呼ばれる「潜入捜査チーム」の“DIVERダイバー”たちが悪の組織に潜入し、戦いを臨む・・・という内容で、
イケメンの若手俳優の福士蒼汰さんが主演を努めました。
「ホント、会長はイケメンが好きやね」という声がどこからか聞こえてきそうです。確かにイケメンは好きで否定しませんが、
このドラマに関しては、ストーリーは二の次、そして俳優さんを見るより、むしろロケ地である背景ばかりを見ていました。

まず、兵庫県警に見立てた撮影場所は、神戸税関で、外観だけでなく館内でも撮影が行われたそうです。その他、
元町の高架下商店街や、西元町の歩道橋、レンガ倉庫近くのハーバーウォークに、南京町や旧居留地、
その他、なじみのある風景が山ほど出てきて、でも、はっきりとは、どこか分からない。
ビルの屋上のシーンでは、隣のビルが「東横イン」だったので、「三宮かな、大阪かな。どこかな。」と、
いつものドラマとは違った楽しみ方で見ていました。

ヒットした映画やドラマの撮影地には、「聖地巡礼」と言って、全国から多くのファンが押し寄せ、
ロケ地は大賑わいという事を聞いたことがあるので、このドラマもヒットして、多くの人が見に来たら、
神戸の活性化につながるのにな~(コロナ禍なので怖い気もしますが)などと思ったりしましたが、残念ながら視聴率は、
イマイチのようでした。しかし、主演の福士蒼汰さんが語る神戸の印象は、「街はきれいで、海も山もあって、
素敵なところ、特に『BE KOBE』のモニュメントはとても良かったし、おしゃれなカフェもたくさんあった」ということでしたので、
多くのファンの皆さんは、ぜひ神戸を訪れてほしいなと思います。

私は、神戸が大好きです。主人も私も、生まれも育ちも神戸ではありませんが、故郷で過ごした年月よりも遥かに
長くこの地に住み着いています。障害のある息子に至っては、神戸で生まれ、神戸で育ち、
そして、神戸で一生を終えることと思います。
阪神淡路大震災の勃発により、神戸の街の再開発は、他都市に大きな遅れを取ってしまいましたが、
ここ最近になって様々な構想が打ち出され、三宮界隈の再整備が行われようとしています。
これから神戸の街は大きく変わるものと思われます。

その再整備の計画の中に、「神戸を楽しいまちに!」というフレーズがありました。大阪市や福岡市等の大都市と比べると、
人口の減少が顕著な神戸市ですが、ぜひ「楽しいまち」になって、昔の大都市・神戸を復活させて欲しいと思います。
しかし、それに加えて絶対に忘れてはならないことが、誰もが住みやすい、優しい街になることです。
 よく聞かれる話かと思いますが、たった一人の車いす利用者のために、エレベーターをつけることになった。
しかし、そのエレベーターは、車いす利用者だけでなく、お年寄りはもちろん、ベビーカーを押すお母さん、
更には、重い荷物を持ったお兄さん等、多くの人が利用した。
 弱者への配慮ができる街は、全ての人にとって住みやすい優しい街になります。
そして、それにはハード面だけでなく、ソフト面(皆の気持ち)がより重要となってきます。
 阪神淡路大震災を経験した神戸だからこそ、外観だけにとらわれず、“やさしさ”を根底に置いた
「新しいまち神戸」となることを願っています。                   (会長  後藤 久美子)
13 : 41 : 41 | 会長のひとりごと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
第390号~ごめんなさい。間違ってました。思い込みには気を付けたいと思います。 そして、会員の皆様へ・・・、大切なお願いです~
2020 / 09 / 18 ( Fri )
 今月号、まず始めは、以前から度々お伝えしていますが、所得補償保険「手をつなぐ暮らしのおたすけプラン」の再度の案内です。この保険は、知的障害者を支える家族(親・兄弟)だけではなく、国内で初めての、障害者本人も対象となる保険となっております。本誌6ページから、案内文と共に、毎月の保険料が記載されておりますので、ご覧ください。

 今回ご紹介するのは、所得補償保険金額10万円のプランで、就労されている方は加入が可能であると思われます。概ね60%の所得補償(約6万円)となり、団体保険ですので、月々のお支払いも、他社と比べるとお安くなっております。お問い合わせは、後藤までお願いいたします。

次です。先月号の本誌に、今年度の神戸市に対する要望書を添付いたしましたが、最終4ページの最後の要望項目、「支援学校跡地利用について」の中に一か所、間違いがありました。(誠に申し訳ありませんでした。)
 一つ目の要望は、青陽西養護学校の跡地利用についてでしたが、間違いは、二つ目の要望で、「垂水養護学校跡地に新設される垂水体育館・垂水図書館では、障害者も利用しやすい様な配慮を」という旨の内容だったのですが、体育館や図書館は、垂水養護学校の跡地に建つのではなく、全く別の場所に新設されます。
この要望を出された垂水支部の会員さんから、「こんな事も知らないのか」と、お叱りを受けましたが「知りませんでした。いえ、間違ってました。ごめんなさい。」です。
この件については、どこでどう間違えたのか、私の脳の中にインプットされ、あろうことか、ずっとそう思い込んでいたというのが本音です。
 現在、神戸市では、次年度から始まる第6期神戸市障害福祉計画等の作成、また、国においては、次年度の障害福祉サービス等の報酬改定に向けての検討や、障害保健福祉施策の動向についての協議が行われ、そちらの方ばかりに目が向けられ、足元の情報収集が皆無であったことは
否めません。神戸市には、間違い部分を削除した要望書を提出しましたが、今後は気を付けたいと思います。お詫びして訂正申し上げます 

さて、ここからが今月号のメインで、会員の皆様への大切なお願いです。
未だ終息の気配は全く見えない「新型コロナウイルス感染症」(以下:コロナ)の影響により、当会におきましても、昨年度末頃より、予定していた行事が行えず、また、今年度につきましても、延期となっていた決算総会は、何とか8月27日に開催出来たものの(理事のみ出席で、
議決権行使書による開催)、その他の事業については、非常に残念ではありますが、感染防止の観点から、開催は困難であると言わざるを得ません。
 そんな中、外出自粛で寂しい想いをしている障害のある本人たちのために、バス旅行やクリスマス会、また、会員同士の懇親会等の実施を考え始める支部も出てきました。

 支部長さん方は、感染対策を充分に考えた上での計画であると思われますが、去る8月12日(水)に行った支部長会において、今後の支部行事について、泊を伴うものは勿論、日帰りバス旅行や、クリスマス会については控えていただきたいとお願いしました。
 支部行事は団体行動となりますので、様々な観点からリスクを伴います。
 バス車内においては、おしゃべりもするでしょうし、当然、飛沫が飛び交います。また、旅行やクリスマス会では会食がつきものですが、しかし、屋外でのバーベキューでも感染したという事例もあるぐらい、団体での会食はかなりの感染リスクを伴います。
 コロナウイルスが終息していない中での、こういった行為は、クラスター(感染者集団)発生につながることも充分考えられます。
 仮に、神戸市手をつなぐ育成会○○支部の行事でクラスターが発生したとすれば、どうなるでしょう。全国の障害者施設でクラスターが発生した事例によると、マスコミで報道されるや否や、時間をかまわず誹謗中傷の電話が鳴りやまず、その対応に職員は追われ大変な想いをしたと耳にしました。コロナ差別やコロナいじめも罷り通っている昨今、当然同じことが予想されます。
 私たち「神戸市手をつなぐ育成会」は、障害のある本人のしあわせを願い、社会の方々の理解を得るために活動している団体です。

 しかし、この様なことが起これば、理解どころか、育成会会員900名や、障害のある本人たちは非難の対象となってしまいます。
 また、懇親会や研修会につきましても、会食は絶対に避け、ソーシャルディスタンスの保持と、換気が可能な会場確保をはじめとする感染対策の徹底をお願いいたします。そして、仮に一つでも欠けるのであれば、「中止」ということも考えて頂きますようお願いいたします。

 全国の育成会からは、最近になって、本人や家族が感染したという事例も聞こえてくるようになりました。多くの著名人の感染も聞かれます。今後も感染者は増えたり減ったりの繰り返しになると思われますが、秋冬には、第3波の到来を危惧する多くの声も聞かれます。
 特別なことをせず、ただただ普通の生活を送っていたとしても、いつ感染するやしれません。しかし、私たち・親が感染した場合、一番辛い想いをするのは、障害のある子供たちです。
 終息の出口は、まだまだ見えませんが、何とか無事に乗り越えられることを切に願います。  油断大敵、初心を忘れず、コロナ対策を徹底して行いましょう!

 最後に・・。障害者が通う事業所では、コロナの影響で、イベントや各種行事が中止となり、バザー等が行えないために生産活動収入が減少し、大きな打撃を受けております。そしてそれは、当然のことながら、本人たちの工賃にも影響を及ぼします。
そこで、当会では、神戸市手をつなぐ育成会事業所協議会に加盟されている事業所の皆さんを応援するための企画を立ち上げました。最終の8ページに記載しておりますが、販路を絶たれた商品の一部をご紹介しておりますので、皆様、是非ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 最近、全国手をつなぐ育成会連合会の会議も、神戸市関連の会議も、全てリモートでの参加となっております。コロナとの共存が求められる中、育成会の活動も、「新しいやり方」を模索している最中ですが、今、現在は会員の皆さんとの「架け橋」となっている本誌を、より充実していきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。  (会長  後藤 久美子)
21 : 50 : 57 | 会長のひとりごと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
第389号~今月号は話題満載です。嬉しい話もあります。しかし、やりきれない出来事も・・。~
2020 / 08 / 19 ( Wed )

 環境省と気象庁が熱中症を予防するために、、関東甲信地方で今年から実施している「熱中症警戒アラート」が発表されました。
コロナの影響でマスクをなかなか外せない今夏は、例年にも増して熱中症予防に気を配らなければなりませんが、その対策として、「朝食をしっかり摂る」ことが良いそうです。
熱中症予防のための水分補給は飲料水だけではなく、最近では、食べ物からも摂るということが推奨されていますが、朝食を食べるということは、水分はもちろんですが、同時に塩分も吸収することが出来ます。なるほど、確かに理に適っていますね。
「朝から食べれない」や「食べる時間がない」という方もおられるかもしれませんが、いつもより少し早起きし、家族でしっかり朝食を摂るように心がけて下さい。

 さて、月刊いくせい2月号で、「えみのき」に続く第2弾として、中軽度の女性5名を対象とするグループホームの入居者を募集
しましたが、新緑福祉会運営で、8月1日に無事開所する運びとなりました。
グループホームの名称は「フルール西鈴蘭台」です。「フルール」とはフランス語で「花」を意味します。そして、「鈴蘭」の花言葉は「幸福の再来」です。
新たな場所で暮らす利用者にとって、「幸せな笑顔がたくさん花咲くホーム」になるように
との願いを込め、名付けられたそうです。

場所は、西鈴蘭台駅徒歩2分の閑静な住宅地の中にあり、広々とした庭付き一軒家です。この物件は、育成会の会員さんが購入されたものですが、グループホームに活用をと、土地・建物を提供して下さり、また、開設にあたっての改修費用もご負担いただきました。更には、グループホーム建設の際に一番のネックとなる「地元の反対」に備え、近隣住民の方々への説明に、何度も足を運んで下さる等、言葉では言い尽くせないほどご尽力下さいました。
そういった経緯があったからでしょうか、「フルール西鈴蘭台」は、神戸新聞に取り上げられ、また、サンテレビでも放映されました。
提供して下さった方の強い想いである「利用者達が地域の一員として、支えあい、笑顔で暮らせる場」となることを心より願っております。


 次の話題です。コロナの影響で、例年より少し遅くなりましたが、今年度も神戸市に対し要望書を提出しました。本誌9ページ~12ページに添付しておりますので、ご覧下さい。
今年度は、感染拡大が止まらないコロナウイルス関連の要望を中心に、ここ数年勃発している自然災害対策や、重度者・中軽度者に対応する親なき後に向けての住まいの場施策、短期入所の緊急受け入れと安定した運営について、ジョブコーチの柔軟な支援、支援学校跡地関連等々を要望いたしましたが、例年に比べ、かなり要望事項を絞り込んだものとし、また、今回は、モニタリングによる国のデータ等を盛り込んだりもしています。
内容等で、不明な点がございましたら、後藤までご連絡下さい。


 次です。8ページに全国手をつなぐ育成会連合会の事業としてスタートした「手をつなぐ暮らしのおたすけプラン」のチラシを添付しています。
コロナの影響で制度説明会が行えず、開始時期を予定より遅らせた10月としましたが、只今、加入促進キャンペーンを行っています。保険をお申込みになった先着100名の皆様には、本人向けの「お料理の本」や、又村あおいさんが執筆し人気を博した「あたらしいほうりつの本」等のプレゼントがもらえます。この保険について詳しく知りたい方は、どうかお気軽に、記載の問い合わせ先(全国手をつなぐ連合会事務所)に聞いてみて下さい。


次です。決してあってはならない悲しい出来事が、また、起こりました。
知的・精神障害のある36歳の男性が一人暮らしをしていた大阪市内の市営住宅で、令和元年11月、自治会の班長をくじ引きで決めることになりました。男性は障害を理由に班長になるのは難しいと言いましたが、特別扱いできないので、障害があることや日常生活で出来ないことを書き出すよう求められました。そして、その書面を他の住民に見せると言われたのですが、翌日、男性は自宅で自殺しました。男性の両親は、自治会と役員を相手取り、合計2500万円の賠償を求める訴えを大阪地裁に起こしました。自治会役員らは争う姿勢です。

この件について、全国手をつなぐ育成会連合会では、久保会長名で、早々に声明文を発表しました。本誌4~5ページに掲載しておりますので、のちほどご覧下さい。

男性が書いた書面は、便せん2枚に手書きで綴られ、「しょうがいがあります」という言葉ではじまり、生活上の困りごとや心情等が書かれているのですが、出来る事には〇、苦手なことには×がつけられています。
一部紹介しますと、「× おかねのけいさんはできません」「〇 となりにかいらんをまわすことはできます」「× いぬとかねこはにがてです」「〇 ひととあったらあたまをさげることはできます」等、17項目にわたって書かれています。
平仮名で切々と書かれている書面を見ると、何とも言えないやりきれなさで一杯になりました。

確かに軽度者の場合、一見、障害のあることが分かりづらい方もおられます。しかし彼の書いた文面を見て、「分かった、もういいよ」という言葉が何故発せられなかったのでしょうか。余りにも悲し過ぎます。そして、一番悔しいのは、彼を支える人が周囲にいれば・・・、例えば、居宅介護のヘルパーや、相談支援専門員等、福祉サービスを利用して彼を理解する支援者がいれば、そして、何より、育成会のような仲間がいれば、こんな悲劇は訪れなかったのではないかと思います。

久保会長の声明文によると、「障害者差別解消法」や、平成28年4月に施行された大阪府の「差別解消条例」による対応が図られていたのか、そして、住民への理解啓発は届いていたのか等、検証が必要という旨が書かれています。
「障害者差別解消法」が施行され、それに伴い、「差別解消条例」を施行している自治体も多くあります。しかし、残念ながら、一般の方々の中で、その存在を知る方は皆無です。
どのようにすれば伝えられるのか、当事者団体として何が出来るのか、今回のケースを通して、真剣に考える時がきたように思います。               (会長 後藤久美子)
14 : 54 : 47 | 会長のひとりごと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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