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施設見学「尼崎武庫川園」へ
2011 / 09 / 17 ( Sat )
   施設見学「尼崎武庫川園」  9月13日(火) 参加者11名

<知的障害者通所授産施設  第2松の園を見せてもらって>
 パンタグラフ、車体、車輪それぞれ異なるパーツを組んでおもちゃの電車の出来上がりは7円。紙袋の製作では、折をつける人、真っすぐに折が出来ない人は、2枚の定規をガムテープで繋いだ補助具にそって折をつけています。台紙にのりを少しつけて隣に渡します。受けた人は台紙を袋の口部分に挟み込んで牛乳ビンでしっかり押さえながら・・・・。

 一方、仕切りの向こうの彼は、独り言を言いながら、木を広げています。
ちょうど彼の休憩時間で壁にはタイマーをセットした時計がかかっています。このように作業と休憩時間を分かりやすくすることで、仕事に集中出来るようです。

施設見学1


 お菓子の箱折りではとても手際のよい彼女が目立ちました。メンバーかしら?後に支援員の手助けなしでは工賃が出ないし、授産品を確保することが難しいという現状もお聞きしたのですが、利用者による磁石付き缶バッジをお土産にいただきました。今、冷蔵庫の面で活躍しています。
施設見学3


<入所更生施設 リーブ・フルーリーを見せてもらって>
 談話室は家庭でいうならリビングかしら?高さの違う椅子が備えてあり、
入所されてる方のここに合わせた配慮がなされていて居心地よさそうです。
居室では、2人部屋と1人部屋があり、備え付けの家具やテレビは一見ホテルの様ですが、好みの絵を貼ったり、丸まった服が投げ出されていたりやはり個人の部屋です。でも、ポータブルトイレがほとんどの部屋の目に付く所に陣取っているのが気になりました。


<池田理事長を囲んで>
 所在地は西宮なのに、法人名は、尼崎武庫川園と名前の由来からあゆみをお聞きしました。入所授産施設「松の園」・通所授産施設「第2松の園・第1松の園」・入所更生施設「リーブ・フルーリー」の順番で施設が建てられました。
その他にも身体障害者施設「カトレアの園」・特別養護老人ホーム「武庫アルテンハイム」が建てられています。
質疑応答では、
Q.居住の施設から日中は外の施設に通えないのか?
A.松の園に通ってる人もいます。
Q.成年後見人をつけていますか?施設長ですか?
A.施設長は後見人にはなれないので、便宜上、代行として動いている。
私たちの子どものほとんどが親抱えの通所です。神戸とは立地条件も行政区も違うのですが、当園は負担なく送迎がついていることに通い易いなあと感じました。同じ施設に特養があるので、単純にこのまま老人ホームに移れるのかしらと次元の違う質問をしてしまいましたが、違う制度利用になるため、そうではないようですが、ここに設置したきっかけはお母さんたちの要望だったようです。現時点で、200人の希望待ちの方がいらっしゃるとか・・・。

家族の協力体制の質問では、紙袋の取っ手のビニールひもの先を結ぶ作業、夏祭りの出店のお手伝い、普段手の届かないところの掃除など、施設運営には、家族の協力は欠かせないとの応えに、今の自分を問うきっかけとなりました。
 さて、子どもがどのように過ごしていくのか考えない日はないものの、自分自身がどのように過ごしていくのかも大きな課題です。 
                          
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