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第293号 知的障害者施設の高齢化について
2012 / 03 / 25 ( Sun )
                               新緑福祉会後援会会長
                                              川口信弘
                             

  社会福祉法人新緑福祉会は、入所施設一園と通所施設五園を管理運営しています。
 施設の現状を見ますと、保護者の高齢化に伴い利用者の高齢化も進んでいます。長寿の時代に入り、
 この傾向は、加速していくように思われます。
 各施設は、保護者と利用者の老齢化の対策に追われています。
  
  通所施設では、保護者による送迎ができなくなり、また、利用者自身も公的交通機関の利用が困難になってい ます。そのために、一部の区間で通園バスを運行して対応していますが、多方面から通園しているので、
 全員が利用できるバス路線の運行が難しい状況です。
 
  これから老齢化が進むと通園が困難になります。
 通所施設の利用者をどのように救済すればよいのでしょうか。
 高齢になると、重複障害・重複疾病の症状が顕著になります。
 親も高齢のために、子どもの世話ができなくなり、その家族は崩壊します。
 
  また、入所施設についても、同様のことが言えます。
 知的障害者の特殊性を考慮した高齢者施設が必要と思います。
 最近のことですが、通所施設の利用者が、保護者の送迎で通園していましたが、保護者が高齢のために、
 送迎は もちろんのこと家事一切できなくなり、養護老人ホームへ入所しました。
 
 利用者は通園施設に通えなくなり、入所施設を希望しましたが、どの施設からも断られ、各方面に照会して、
 やっとの思いで、施設に入所できました。

  この場合は恵まれた例ですが、もし受け入れる施設がない時はどう対処すればよいのでしょうか。
 親子共々、元気で生活できている時には問題ありませんが、やがて日常の生活に支障をきたすようになり、
 親が 亡くなれば、利用者は途方に暮れてしまいます。必ず、その時が来ます。

  このような状態に対応するため、知的障害者の高齢化対策として、
 現行制度の入所施設を高齢者施設に拡大する方策は考えられないのでしょうか。
 知的障害者の特殊性を考慮した、高齢者対策が望まれます。 

  これまで、親の会は、生涯安心して託せる子供の施設づくりに努力してきました。
 親たちの願いが適えられる施設が実現することを願っています。
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