第315号 「1人でも多く 1日でも長く」
2014 / 03 / 23 ( Sun ) 神戸市障害者就労推進センター
所長 谷上 久雄 「神戸市障害者就労支援センター」は平成八年の四月にJR兵庫駅前の神戸市立中部在宅障害者福祉センター内に開設され、今年でちょうど十八年を迎えました。人間でいうとやっと大人の仲間入りが認められるかどうかという年ですが、開設当初から、障害のある方の「働きたい」「働き続けたい」という希望に応える努力をしてきました。 タイトルに書かせていただいたフレーズはセンターのモットーで、職員一同、この気持ちを大切にして、日々、障害のある方が就労による社会参加ができるよう支援させていただいております。また、障害のある方の就労支援の全市的な拠点としつつ、市内にある北部地域障害者就労推進センター、西部地域障害者就労推進センター、東部地域障害者就労推進センターと連携し、さらに企業、行政、労働関係機関とも連携を図り、地域に密着した就労相談・職業訓練・職場開拓などを行っています。ちなみにこれまで十八年間の就業実績は約940名です。 センターでは、障害のある方を対象に、就職に向けた相談や助言、雇用前の職場実習や採用時のジョブコーチ支援、さらには就職後の職場定着支援など、ニーズにあわせた柔軟な支援を心がけています。特に、最近では、職場定着支援に重点を置き、「就職」=「ゴール」ではなく「就職」=「スタート」と考え、安心・安定して働き続けることができるよう、就職後の定期フォローアップを強化して実施しています。そうすることで、障害のある方はもちろん、そのご家族、そして会社の方々の安心にもつながり、WIN~WINの関係が障害者雇用の進展に役立っていくものと信じています。 また、平成二五年四月からは、これまでの四事業(「神戸市障害者就労推進センター」「神戸障害者就業・生活支援センター」「神戸市立ワークセンターひょうご」「障害者就職拡大推進事業」)の一体運営に、さらに「ひょうご障害者地域生活支援センター」「神戸市障害者基幹相談支援センター」「神戸市発達障害者中部相談窓口」の相談事業を加えた総合相談窓口を設けました。 こうすることで、センターに様々な相談で来られる様々な障害のある方の利便性を高めることはもちろん、少しでもワンストップで相談に応えることで障害のある方の「はたらく」「くらす」にタイムリーに応えていければと考えております。 今後とも、時代の変化やニーズに柔軟に対応しながら、職員一同努力して、 障害のある方にとって身近で頼れるセンターでありたいと思います。 スポンサーサイト
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