第361号 ~UDフェアーで健康チェック。andお待たせしました!ついに完成です。
2018 / 04 / 28 ( Sat )
              
1週間前の寒さはどこへ行ったのやら、暖かな日差しの下、3月18日(日)に、リサイクル
バザーでにぎわうしあわせの村内の体育館において、「第15回こうべユニバーサルデザインフェアー」(以下:UDフェアー)が
開催されました。
UDフェアーとは、障害のある人が必要とする様々な最新の福祉機器等の展示と共に、一般の方に、
それらの機器を実際に体感していただくことによって、障害ゆえの生きづらさを知っていただき、
障害理解を深めるために行われている催しです。(キャラバン隊の擬似体験活動と相通じるものがありますね)

当日は13の法人が参加し、障害による生きづらさを軽減させるための最新の機器が展示されていましたが、
一般の方向けに、介護予防のための身体能力測定装置や、血管年齢チェックに健骨度チェック等、
元気で長生きするための健康に関するブースも設置され、健康志向の高い中、行列が出来ているコーナーもありました。
次回のUDフェアーも同時期に開催されることと思います。
是非春の気配が漂うしあわせの村に足をお運びになり、様々な障害者が抱える生きづらさの体感と共に、
元気で長生きするために、
ご自身の健康チェックをしてみて下さい。

そのUDフェアーの会場から目と鼻の先に位置する、私たちが待ち望んだ、重度高齢化対応の
グループホーム「えみのき(咲の樹)」がいよいよ完成です。
完成にあたり、4月26日(木)には竣工式が執り行われ、その後の一般見学会(本誌13ページに案内文記載)や入居予定者の体験を経て、グループホームの本格的な運営が始まります。

当施設はご存知の通り、20人(10+10)のグループホームと、10床のショートスティ、加えて、
指定特定相談事業所も兼ね備えており、かつて「障害者総合支援法」の成立の際の付帯決議で突如として登場し、
一時、話題の的であった「小規模入所施設」や、また、障害者が住み
慣れた地域で暮らしていくために、国が推奨している「地域生活支援拠点」をも彷彿させる施設であり、
今、全国の育成会の間でも大きな注目を集めております。
グループホームの募集にあたっては、20人の定員に対して、84名もの方からの応募があり、
第2第3の住まいの場の必要性を強く感じております。

この度、「えみのき(咲の樹)」は無事完成し安堵しておりますが、これは決してゴールではなく、
むしろスタートです。「えみのき号」の船出を見送った私たちは、早急に「第2えみのき号」の
船出の準備をせねばなりません。新緑福祉会と育成会はもちろん、関連4団体、そして会員の
皆さんが一丸となり、二つ目の「夢」の実現に向け共に頑張りましょう。ご協力どうぞよろしく
お願いいたします。
そして、最後のお話ですが・・親なきあとに向けての対策には、ハード面とソフト面があります。
住まいの場の創設は前者のハード面となりますが、後者のソフト面についても、今後、重点的に
取り組んでいかねばなりません。
それは、知的障害についての理解を得るための啓発活動です。
親なきあとに向けての住まいの場の整備はもちろん急務ですが、しかし、グループホームをはじめ、
何か障害者関連の施設を建設したくとも、必ずと言っていいほど地元の反対という大きな壁が立ちふさがり、
計画を立て準備したにも関わらず、反対の声が収まらず、断念せざるを得なかったというケースも珍しくありません。
今回の「えみのき」は、しあわせの村という立地条件であったため、さすがに反対はありませんでしたが、
今後は、そういったことも視野に入れ取り組まなければなりません。
飛び跳ねたり、一人でブツブツ喋ったり、奇声をあげたり、
人をじっと見たり・・・どれも一般の方から見ると奇異な行動に映り、
「何をするかわからない」という先入観を持たれるのかもしれません。
しかし、奇異に思うその行動一つ一つに、実は理由があるということ・・つまり障害特性を、
社会の人々に正しく伝えていくこと、それは、私たち親の責務であると思います。
「障害者差別解消法」が施行されても、相変わらず、あちこちから差別事例が聞こえてきます。
「合理的配慮の提供」が義務付けられても、目に見える障害と違って、知的障害者からはその成果が聞こえてきません。
それは社会の人々が障害について知らない、正しく理解されていないからであり、
またそのことが差別や偏見につながるのです。そんな中、今、全国手をつなぐ育成会では
「知的障害擬似体験・キャラバン隊活動」に多くの育成会が取り組んでおります。
去る1月30日(火)、育成会会館において、近畿各地で活動するキャラバン隊をお招きし
、色々なパフォーマンスを披露いただきましたが、次はいよいよ私たち神戸の出番です。
本誌11ページに記載の通り5月15日(火)に当会館において、立ち上げに向けての研修会を行います。

当日は、本活動に行政・市社協・市民の皆様をも巻き込んで、学校・民生委員・警察・企業等で幅広く活動し、
また全国各地の育成会では立ち上げ講座も実施されている兵庫県のたつの市育成会「ぴーす&ピース」の皆さんに
お越しいただき、ご指導いただきます。実によく考えられている色々なメニューを是非ご覧下さい。
大勢の皆様のお越しをお待ちしております。
「人前で話すのは苦手」な方には、活動で使用する小道具作りや、当日の資料配布や回収といったお仕事もあります。
皆で役割分担をして取り組むことに意義があり、その熱意が周りの人の心を変えていくのではないかと思います。
障害者差別解消法には、「国及び地方公共団体は差別の解消を図るため必要な啓発活動を行うものとする」という
文言があり、まさに障害理解のための啓発活動は、自治体の必須事業として義務付けられているのです。

今年度、キャラバン隊を立ち上げ、神戸市行政・市社協の皆さんをも巻き込んで、活動していきたいと思います。
大勢の皆様のご協力をお願いいたします。

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