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第389号~今月号は話題満載です。嬉しい話もあります。しかし、やりきれない出来事も・・。~
2020 / 08 / 19 ( Wed )

 環境省と気象庁が熱中症を予防するために、、関東甲信地方で今年から実施している「熱中症警戒アラート」が発表されました。
コロナの影響でマスクをなかなか外せない今夏は、例年にも増して熱中症予防に気を配らなければなりませんが、その対策として、「朝食をしっかり摂る」ことが良いそうです。
熱中症予防のための水分補給は飲料水だけではなく、最近では、食べ物からも摂るということが推奨されていますが、朝食を食べるということは、水分はもちろんですが、同時に塩分も吸収することが出来ます。なるほど、確かに理に適っていますね。
「朝から食べれない」や「食べる時間がない」という方もおられるかもしれませんが、いつもより少し早起きし、家族でしっかり朝食を摂るように心がけて下さい。

 さて、月刊いくせい2月号で、「えみのき」に続く第2弾として、中軽度の女性5名を対象とするグループホームの入居者を募集
しましたが、新緑福祉会運営で、8月1日に無事開所する運びとなりました。
グループホームの名称は「フルール西鈴蘭台」です。「フルール」とはフランス語で「花」を意味します。そして、「鈴蘭」の花言葉は「幸福の再来」です。
新たな場所で暮らす利用者にとって、「幸せな笑顔がたくさん花咲くホーム」になるように
との願いを込め、名付けられたそうです。

場所は、西鈴蘭台駅徒歩2分の閑静な住宅地の中にあり、広々とした庭付き一軒家です。この物件は、育成会の会員さんが購入されたものですが、グループホームに活用をと、土地・建物を提供して下さり、また、開設にあたっての改修費用もご負担いただきました。更には、グループホーム建設の際に一番のネックとなる「地元の反対」に備え、近隣住民の方々への説明に、何度も足を運んで下さる等、言葉では言い尽くせないほどご尽力下さいました。
そういった経緯があったからでしょうか、「フルール西鈴蘭台」は、神戸新聞に取り上げられ、また、サンテレビでも放映されました。
提供して下さった方の強い想いである「利用者達が地域の一員として、支えあい、笑顔で暮らせる場」となることを心より願っております。


 次の話題です。コロナの影響で、例年より少し遅くなりましたが、今年度も神戸市に対し要望書を提出しました。本誌9ページ~12ページに添付しておりますので、ご覧下さい。
今年度は、感染拡大が止まらないコロナウイルス関連の要望を中心に、ここ数年勃発している自然災害対策や、重度者・中軽度者に対応する親なき後に向けての住まいの場施策、短期入所の緊急受け入れと安定した運営について、ジョブコーチの柔軟な支援、支援学校跡地関連等々を要望いたしましたが、例年に比べ、かなり要望事項を絞り込んだものとし、また、今回は、モニタリングによる国のデータ等を盛り込んだりもしています。
内容等で、不明な点がございましたら、後藤までご連絡下さい。


 次です。8ページに全国手をつなぐ育成会連合会の事業としてスタートした「手をつなぐ暮らしのおたすけプラン」のチラシを添付しています。
コロナの影響で制度説明会が行えず、開始時期を予定より遅らせた10月としましたが、只今、加入促進キャンペーンを行っています。保険をお申込みになった先着100名の皆様には、本人向けの「お料理の本」や、又村あおいさんが執筆し人気を博した「あたらしいほうりつの本」等のプレゼントがもらえます。この保険について詳しく知りたい方は、どうかお気軽に、記載の問い合わせ先(全国手をつなぐ連合会事務所)に聞いてみて下さい。


次です。決してあってはならない悲しい出来事が、また、起こりました。
知的・精神障害のある36歳の男性が一人暮らしをしていた大阪市内の市営住宅で、令和元年11月、自治会の班長をくじ引きで決めることになりました。男性は障害を理由に班長になるのは難しいと言いましたが、特別扱いできないので、障害があることや日常生活で出来ないことを書き出すよう求められました。そして、その書面を他の住民に見せると言われたのですが、翌日、男性は自宅で自殺しました。男性の両親は、自治会と役員を相手取り、合計2500万円の賠償を求める訴えを大阪地裁に起こしました。自治会役員らは争う姿勢です。

この件について、全国手をつなぐ育成会連合会では、久保会長名で、早々に声明文を発表しました。本誌4~5ページに掲載しておりますので、のちほどご覧下さい。

男性が書いた書面は、便せん2枚に手書きで綴られ、「しょうがいがあります」という言葉ではじまり、生活上の困りごとや心情等が書かれているのですが、出来る事には〇、苦手なことには×がつけられています。
一部紹介しますと、「× おかねのけいさんはできません」「〇 となりにかいらんをまわすことはできます」「× いぬとかねこはにがてです」「〇 ひととあったらあたまをさげることはできます」等、17項目にわたって書かれています。
平仮名で切々と書かれている書面を見ると、何とも言えないやりきれなさで一杯になりました。

確かに軽度者の場合、一見、障害のあることが分かりづらい方もおられます。しかし彼の書いた文面を見て、「分かった、もういいよ」という言葉が何故発せられなかったのでしょうか。余りにも悲し過ぎます。そして、一番悔しいのは、彼を支える人が周囲にいれば・・・、例えば、居宅介護のヘルパーや、相談支援専門員等、福祉サービスを利用して彼を理解する支援者がいれば、そして、何より、育成会のような仲間がいれば、こんな悲劇は訪れなかったのではないかと思います。

久保会長の声明文によると、「障害者差別解消法」や、平成28年4月に施行された大阪府の「差別解消条例」による対応が図られていたのか、そして、住民への理解啓発は届いていたのか等、検証が必要という旨が書かれています。
「障害者差別解消法」が施行され、それに伴い、「差別解消条例」を施行している自治体も多くあります。しかし、残念ながら、一般の方々の中で、その存在を知る方は皆無です。
どのようにすれば伝えられるのか、当事者団体として何が出来るのか、今回のケースを通して、真剣に考える時がきたように思います。               (会長 後藤久美子)
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