第391号~国内で唯一の本人向けのがん保険です。そして、神戸大好きです。~
2020 / 10 / 20 ( Tue ) まず始めに、コロナ関連で、ドッキリした話題からお話しいたします。
新型コロナウイルスは、ヒトの皮膚の上で、約9時間生存することが明らかになったと、京都府立医科大学の研究チームが 発表しました。 これは、インフルエンザウイルスよりも5倍程度も長い生存時間であるということで、「え~、9時間も手にくっついているの」と 驚愕しました。しかし、80%のエタノールを用いれば、僅か15秒で完全に不活化(細菌やウイルスを殺す)できることも実験で 明らかになったそうです。 感染症予防には、手指消毒が、いかに重要であるかということを改めて立証する結果となりました。品薄だった以前と違い、 今では、ありとあらゆる場所に消毒液が設置されています。 皆さん、消毒液を見かけたら、面倒がらずに、そして遠慮せずに、積極的に「シュッシュッ」を心掛け、コロナをやっつけましょう! さて、先月号では、全国手をつなぐ育成会連合会(以下:全育連)が取り扱い代理店となっている所得補償保険「手をつなぐ暮らしのおたすけプラン」(随時、受付中)のご案内をしましたが、今月号は全育連が行っている、もう一つの保険事業である「手をつなぐがん保険」について、ご紹介したいと思います。 この保険の説明会は昨年度末(3月)に開催予定で、本誌を通じて、多くの方が申し込んで下さっていましたが、 コロナの影響で開催を見送ることになり、現在に至っております。 その間、ガン保険について聞きたいという声もあったのですが、暫くは、従来の様な集まりは出来ませんので、 保険の紹介を本誌6ページに掲載しております。 「手をつなぐがん保険」は、育成会会員の団体保険であり、 対象者は育成会会員(ご家族です:どなたが対象になるのかはお問い合わせ下さい)と、 そして、今までは、ガン保険に入ることが出来なかった知的障害のある本人も加入できる国内唯一の保険です。 2019年の厚生労働省の発表によりますと、日本人の死亡原因の第一位は、男女共、「がん」となっております。 二位からは、「心疾患(心臓)」、「脳血管疾患」、「老衰」、「肺炎」と続きますが、主な死因の年次推移を見ても、 「がん」は一貫して増加の傾向にあり、昭和56年以降、死亡順位の一位となっております。 「備えあれば憂いなし」・・・、まだ、ガン保険に加入していない会員ご家族の皆様、そして、異変があっても訴えられない 本人さんのために、是非ご一考いただけたらと思います。当保険に興味を持たれた方、ご質問のある方は、 7ページに記載の「ぜんち共済株式会社」までお問い合わせ下さい。また、資料をご希望の方は、 8ページのFaxかメールにてご請求下さい。 次の話題です。最近、神戸市内において、映画やドラマのロケがよく行なわれているようですが、中でも、神戸を中心に、 全編関西でロケを行ったドラマが、「DIVER(ダイバー)―特殊潜入班」です。夏ごろから始まったドラマの多くは、 コロナの影響で撮影が遅れたため、放送回数が縮小され、放映されるや否や、 すぐに最終回というパターンが多かったようですが、このドラマも例外でなく、 5話のみの放送で、最終回(10/13)を迎えるようです。 物語は、急増する犯罪組織に対抗するため、兵庫県警に秘密裡に設けられた通称「D班」と 呼ばれる「潜入捜査チーム」の“DIVERダイバー”たちが悪の組織に潜入し、戦いを臨む・・・という内容で、 イケメンの若手俳優の福士蒼汰さんが主演を努めました。 「ホント、会長はイケメンが好きやね」という声がどこからか聞こえてきそうです。確かにイケメンは好きで否定しませんが、 このドラマに関しては、ストーリーは二の次、そして俳優さんを見るより、むしろロケ地である背景ばかりを見ていました。 まず、兵庫県警に見立てた撮影場所は、神戸税関で、外観だけでなく館内でも撮影が行われたそうです。その他、 元町の高架下商店街や、西元町の歩道橋、レンガ倉庫近くのハーバーウォークに、南京町や旧居留地、 その他、なじみのある風景が山ほど出てきて、でも、はっきりとは、どこか分からない。 ビルの屋上のシーンでは、隣のビルが「東横イン」だったので、「三宮かな、大阪かな。どこかな。」と、 いつものドラマとは違った楽しみ方で見ていました。 ヒットした映画やドラマの撮影地には、「聖地巡礼」と言って、全国から多くのファンが押し寄せ、 ロケ地は大賑わいという事を聞いたことがあるので、このドラマもヒットして、多くの人が見に来たら、 神戸の活性化につながるのにな~(コロナ禍なので怖い気もしますが)などと思ったりしましたが、残念ながら視聴率は、 イマイチのようでした。しかし、主演の福士蒼汰さんが語る神戸の印象は、「街はきれいで、海も山もあって、 素敵なところ、特に『BE KOBE』のモニュメントはとても良かったし、おしゃれなカフェもたくさんあった」ということでしたので、 多くのファンの皆さんは、ぜひ神戸を訪れてほしいなと思います。 私は、神戸が大好きです。主人も私も、生まれも育ちも神戸ではありませんが、故郷で過ごした年月よりも遥かに 長くこの地に住み着いています。障害のある息子に至っては、神戸で生まれ、神戸で育ち、 そして、神戸で一生を終えることと思います。 阪神淡路大震災の勃発により、神戸の街の再開発は、他都市に大きな遅れを取ってしまいましたが、 ここ最近になって様々な構想が打ち出され、三宮界隈の再整備が行われようとしています。 これから神戸の街は大きく変わるものと思われます。 その再整備の計画の中に、「神戸を楽しいまちに!」というフレーズがありました。大阪市や福岡市等の大都市と比べると、 人口の減少が顕著な神戸市ですが、ぜひ「楽しいまち」になって、昔の大都市・神戸を復活させて欲しいと思います。 しかし、それに加えて絶対に忘れてはならないことが、誰もが住みやすい、優しい街になることです。 よく聞かれる話かと思いますが、たった一人の車いす利用者のために、エレベーターをつけることになった。 しかし、そのエレベーターは、車いす利用者だけでなく、お年寄りはもちろん、ベビーカーを押すお母さん、 更には、重い荷物を持ったお兄さん等、多くの人が利用した。 弱者への配慮ができる街は、全ての人にとって住みやすい優しい街になります。 そして、それにはハード面だけでなく、ソフト面(皆の気持ち)がより重要となってきます。 阪神淡路大震災を経験した神戸だからこそ、外観だけにとらわれず、“やさしさ”を根底に置いた 「新しいまち神戸」となることを願っています。 (会長 後藤 久美子) スポンサーサイト
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