fc2ブログ
第399号~やっと順番が回ってきますよ!今月号はワクチン特集号です。~
2021 / 06 / 19 ( Sat )

 まず始めに、令和3年度第1回通常総会(令和2年度活動決算総会)を5月31日(月)、育成会会館にて執り行いました。
コロナウイルス感染防止のため、会員の皆さんには、出席をお控えいただき、書面による議決権行使をお願いしました。当日の総会では、令和2年度の活動報告と収支決算、並びに、任期満了に伴う改選による役員候補者を上程しましたが、全ての議案を承認していただくことが出来ました。誠にありがとうございました。

新役員については、6ページに記載しておりますのでご覧下さい。
  
 今年度の活動についてですが、ワクチン接種は進んできているものの、コロナウイルス感染症の終息は、まだまだ時間を要するかと思われます。
従いまして、バザーや、進路情報提供会、ふれあいコンサート等の「密」を伴う活動につきましては、感染拡大防止の観点から今年度も中止とし、研修会等については感染状況を見据えながら、実施の有無を考えたいと思います。
 全国手をつなぐ育成会連合会主催の全国大会も、今年度は、例年の大会とは全く異なり、開催回数をカウントする大会とはせず、表彰や中央情勢報告等を基本とする代替え的な式典を行い、オンラインでの配信予定となっております。

一方、近畿大会につきましては、大阪府育成会が当番で、9月26日(日)、東大阪市文化創造館で実施されます。時間は、お弁当等の昼食提供が感染拡大につながる恐れがあるため、午前からではなく、午後0時45分から開催し、終了は午後4時となります。また「密」を避けるため、1500名収容の会場に参加者は300名と限定し、参加出来ない方については、大阪府育成会ホームページから配信のネット中継をご覧いただくことになります。

 近畿大会と言えば、通常、観光バスを借り切って本人と共に参加しておりましたが、今年度は、その様な形式では行いません(バスでの長距離移動は感染リスクが非常に高くなるため)。
従いまして、ご覧になりたい方はウエブ配信での参加となりますが、ネットワーク環境が必須です。開催要項については、来月号の本誌に掲載させていただきますので、ご質問のある方は、事務局までお問い合わせ下さい。


 さて、コロナウイルス感染症の「切り札」とも言われているワクチン接種ですが、神戸市では他の大都市に先がけて、
いよいよ知的障害者や障害者施設等従事者の優先予約が始まります。
詳細は、9~13ページに、神戸市記者発表の資料を掲載しておりますので、ご覧下さい。
この記事を要約すると、6月11日から6月24日までの間に、16才から64才の神戸市民全員に、年齢の高い方から順に接種券が発送されます。そして、接種券到着から7月4日までの間が、優先予約対象者のみが予約できる期間となります。かかりつけ医や、各区に設置されているワクチン接種会場、そして、ハーバーランドセンタービルやノエビアスタジアム等の大規模接種会場での予約が可能となります。もちろん7月4日以降でも予約は可能ですが、早めにされた方が良いかと思います。ただ知的障害者の場合、これらの会場での接種が難しい方もおられ、かねてより神戸市に対して、慣れ親しんだ施設での集団接種を要望しておりました。

神戸市の方でも、障害者関連施設に向けて、施設内接種実施のお願いと共に、施設内接種に向けた詳細な手順等が記載されている文書を発行し、施設内での接種を進めておられるようです。しかし、最大の難関は、打ち手となる医師や看護師の確保を、各施設が独自で行わなければならないため、市内全ての障害者関連施設での集団接種は困難であると思われます。
そこで、集団接種を実施することが出来ない施設に通う知的障害者で、一般会場等での接種が困難な方達のために、パニックを起こしても、周りに遠慮することなく接種が受けられるよう、その方たちのための専用の部屋を設けて下さるよう、神戸市に対し強く要望しておりましたが、何と、この度、その要望が叶いました。神戸新聞にも掲載されていましたので、ご存じの方もおられると思いますが、接種会場は、東横INN神戸三宮1(中央区御幸通2‐2‐2)で、家族や介護者と共に個室に入り、医師や看護師が巡回して接種を行って下さいます。開設は7月1日(木)からとなります。対象は知的・精神障害者と認知症の方で、6月17日から専用電話での予約が始まります。電話番号はホームページ等で周知されるそうですので、ご覧になって下さい。
ホームページの閲覧が、どうしても難しいという方については、育成会事務局までお電話下さい。そして接種時には、接種券と共に、必ず療育手帳をご持参下さい。

ここで、会員の皆さんに大切なお願いです。比較的、中軽度で、どの会場でも接種が可能な方については、どうか、この会場を予約しないよう、くれぐれもお願いいたします。多くの知的障害者が、この会場を利用することにより、ここでしか接種を受けれない人の行き場がなくなってしまっては大変です。接種が困難な本人さんのため、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
とは言え、「ネットでの予約は難しい」と言われる方は、区役所の「お助け隊」に、予約してもらって下さい。また神戸市の方では、各施設に対して、接種予約に向けた手助けも要請しているので、支援員さんが助けてくれるかもしれませんよ。一度、お聞きになってみて下さい。

この様に、接種に向けての環境は整ってきましたが、なぜワクチン接種を受けるのか?、そもそもコロナウイルス感染症って何?、そしてワクチン接種を受けるまでの流れ等、理解してない本人さんも多いと思いますが、口頭で色々と説明するのも大変です。この度、本人向けの「分かりやすい版」が2種類出ましたので紹介したいと思います。まず、14~15ページは、厚労省のホームページにも掲載されていますが、全国手をつなぐ育成会連合会が厚労省と共に作成したものです。そして16~23ページは、もともと大阪市手をつなぐ育成会が作成した「分かりやすい版」を神戸市にお願いして、「神戸市バージョン」として変更・作成いただいたものです。
ワクチン接種について、本人が、例え少しでも理解できれば、もしかすると接種当日の安心感につながるかもしれません。ぜひ親子でご覧になって勉強してみて下さい。
ワクチン接種は強制ではなく本人の自由意思に基づきます。5~10年後の副反応についての治験がないため、接種をためらっている人もいるそうです。本当に先のことはどうなるかは分かりません。けれども、一日も早い終息を心から願い、私は、今月末、ハーバーランドの大規模接種会場に行ってきます。どうか、副反応を起こしませんように・・・。   (会長 後藤久美子)
スポンサーサイト



11 : 30 : 26 | 会長のひとりごと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
| ホーム |