第400号~今月号はいろいろな情報が満載です。 そして・・・、ガッカリですが、もうしばらく待ちましょう。~
2021 / 07 / 19 ( Mon ) まず最初は、「近畿大会」の案内です。本誌12ページに掲載しておりますのでご覧下さい。
昨年の近畿大会は、新型コロナウイルス感染症拡大により中止となりましたが、今年度につきましては、 コロナ禍の中ではありますが、ウエブの力を活用した「新しい形の近畿大会」を大阪府育成会の主催で行われます。 先月号でも少しお話ししましたが、現地参加者については、本大会300名、 本人トーク30名を上限として行うコンパクトな大会となります。 そして、会場に行かれない方については、ネット中継で視聴いただくことになります。 ワクチン接種は進んできているものの(現在は、あとで触れますように一時停止中となってます)、 コロナウイルス感染症の終息には、まだまだ時間を要するものと思われますので、 今年度につきましては、神戸市の育成会としての現地参加はしないこととなりました。 会員の皆様方におかれましても、近鉄電車利用の遠方の地であることや、昼食を伴う等、 いろいろリスクも伴うことと推察されますので、会場参加については自粛された方が良いのではないかと思います。 代わりに、ネットワーク環境が整っている方については、ウエブ参加をお進めします。 参加に必要な機器は、パソコン、タブレット、スマートフォンですが、 パソコンの場合は安定したインターネット回線が必要です。 タブレットやスマートフォンでの参加の場合は、データ量が大きいため、 通信料金やお使いの端末の契約内容にご注意下さい。 ウエブ参加についてのご質問は、育成会事務局までお問い合わせ下さい。 次です。神戸市からのお知らせで、この度、障害者手帳のカバーが製作されました。 詳細は、10~11ページに掲載しております。 手帳カバーは、神戸市と株式会社フェリシモとの連携により制作され、「たれ耳ダーンとミッフィー」のイラストが 描かれていて、神戸市の身体・療育・精神の障害者手帳の全てのサイズに対応しています。 令和3年度は、モニタ―利用調査期間としてアンケートが実施されています。 次年度以降の製作に役立てるそうですので、使用される方は是非ご協力のほどお願いいたします。 また手帳カバーには、ヘルプマークのカードを挿入することも可能なことから、 この度、災害時の緊急避難場所を記載できるように改訂されたヘルプカードも、 手帳カバーと共に配布されます。配布期間は、各区役所において7月20日(火)からで先着順となります。 当会事務局にも50部程度ありますので、希望される方は育成会事務局までお越し下さい。 次です。市役所からの郵便や電話、報道等でも、皆さん既にご存じのことと思いますが、 ファイザー社製ワクチンの不足により、神戸市内の集団接種会場・大規模接種会場において、 第1回目のワクチン接種で、7月6日(火)以降の予約をされた方については全てキャンセル、 つまり接種が出来なくなりました。(詳細は5~7ページに掲載しております。) また、医療機関での個別接種や障害者施設での集団接種についても、第1回目接種の予約日が、 7月12日(月)以降の場合は、同様にキャンセルとなりました。 ただ、65歳以上の方については、第1回目の予約が上記の日程であっても、 モデルナ社製のワクチンを使用する会場への振り替え予約が取れるそうです。 「苦労して、せっかく第1回目の予約をしたのに」と言われる方も大勢おられるのではないかと思いますが、 今回キャンセルとなったのは、60歳から64歳の方や、知的障害者、精神障害者、 施設従事者、そして、基礎疾患のある方等、先月号の本誌でお知らせした優先予約対象者で、 実に、5万人以上の方がキャンセルとなるそうです。 この様な事態となった背景には、6月以降より、神戸市が希望するワクチン量に対し、 国からの供給量が半分以下であったことや、7月下旬に国から配分されるワクチンの供給量は、 更に、大幅に下回ることが判明したためです。そこで、1回目接種を既に終えている方たちの、 2回目接種に必要となるワクチン量の確保を最優先するための措置として、 この度の緊急的な対応を行う事になったのです。 ワクチン接種については、神戸市は全国平均に比べても、かなり早いペースで進んでいました。 特に、障害者への接種については、施設での早々の集団接種をはじめ、 配慮の必要な方への対応(ホテルでの接種)も含めて、他の自治体とは比べものにならないほど、 全国的に見てもダントツに秀でていただけに非常に残念です。 振り返ると、今春、関西で猛威を奮った変異ウイルス(イギリス型)による感染拡大で、 神戸では医療現場が危機的状況となり、感染しても入院できないという状態に陥っていました。 そして、障害者施設をはじめ、各地ではクラスターが発生しました。宿泊療養施設も満杯で、 自宅療養・待機をされていた方の尊い命が奪われました。悪夢のような第4波の、 辛くて悲しい想いを決して繰り返さないという、久元市長の強い信念の現われが、 全国でも群を抜く神戸のコロナ対策であると思います。それが、ここにきて、 「国からワクチンが来ない」「接種できない」という最悪の事態となってしまい、本当にガッカリです。 しかし、これは、もちろん神戸だけの問題ではありません。大阪や福岡をはじめ、 多くの自治体でも国からの供給量が不足し、神戸のように、予約停止が相次いでいます。 中には、国からの要請で接種を急いできたのに「はしごを外された」と困惑する自治体も多々あるようです。 本日(7月7日)行われた衆院厚生労働委員会の閉会中審査において、 田村厚生労働大臣は、10~11月までには、希望する国民に対しワクチン接種を完了 するという政府目標よりも、「早く進んでいる」との認識を示し、ワクチン不足については、 接種加速が原因と説明されたそうです。 障害のある我が息子は、7月9日(金)に、大規模接種会場のノエビアスタジアムで、 第1回目のワクチン接種を受ける予定でした(もう1週間早ければセーフだったのですが・・)。 2度目の接種で発熱の可能性があると聞いて、接種をためらっていた息子も、 「病気ではないから翌日には熱が下がるよ」という私の言葉や、2回目の接種後に 発熱しなかった主人を見て、本人は、「打つ気満々」になっていたのですが、出鼻をくじかれたようで残念です。 「いつ打てますか?」と問いかける息子に、「もう少し待とうね」と言い聞かせています。 より一層の感染対策をして、息子と共にもう少し待ちたいと思います。 (会長 後藤久美子) スポンサーサイト
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