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第402号~油断大敵です。気持ちを引き締め、もうしばらく頑張りましょう。 そして、要望書、提出しました。~
2021 / 09 / 17 ( Fri )
 皆さんのご家庭では、ワクチン接種、もう済まされましたか?
我が家では、主人と私は「高齢者枠」で無事完了、障害のある息子は、国のワクチン不足による予約キャンセルの煽りを受け、
心配しましたが、早く再開して下さったおかげで、今月中旬には2回目を接種することになっています。
9月6日現在の全国のワクチン接種率を見ると、第1回目は52.7%(神戸市は58.4%)、第2回目は41.8%(神戸市44.3%)となっております。
第5波と呼ばれている現在、全国各地では過去最多となる爆発的な新規感染者数となりましたが、こういった実績が功を奏したのか、以前とは違い、ワクチン接種を終えた高齢者の罹患率が非常に低くなっています。また、家庭内においては、子供が感染してもワクチン接種済みの同居の両親は陰性であったり、更には、その逆のケースで、両親が感染しても接種を終えた子供は陰性であったりと、何度となくワクチン効果というものを目の当りにしてきました。
しかし、やはり過信は禁物です。ここ最近、2度のワクチン接種後に感染する「ブレークスルー感染」が増加し、病院や高齢者施設、障害者施設ではクラスターも発生しているようです。
原因として考えられるのが、「気のゆるみ」で、ワクチンを打った安心感から集団での食事や、人流がある場所に出かけ感染したケースも多いそうです。

 そして、もう一つが、感染力が非常に強いと言われているインド由来の変異株「デルタ株」によるものです。ワクチンを接種し、感染対策を徹底して行っている病院等でさえも感染を防ぐことが出来なかったという事実が、デルタ株の脅威を物語っているように思われます。
ただ、ワクチン接種には、重症化を抑える効果は確認されており、無症状や軽症で済むケースが多いと言われています。しかし、ここで気を付けたいのが、「無症状とは発症しない」、つまり、感染していても本人は気づかないので、普通の生活を送り、そして、周りの人々を感染させてしまうという最悪のシナリオも十分考えられることです。

専門家の間では、「ワクチンがいきわたっても、元の生活には戻れない」や「マスク無しの生活には2~3年を要する」また、国においては「ワクチン接種の進捗状況を見て、秋以降、段階的に行動制限を緩和する」等、様々な声が聞かれますが、ワクチン接種の有無に関わらず、当初から言われている「うつさない、うつらない」を念頭に置き、以前と同じく「手洗い・消毒・換気・密の回避」等、基本的な感染対策の徹底と日頃の健康維持に気を付け、この危機を乗り越えていきたいと思います。皆さんもくれぐれも気をつけて下さい。

 次です。今年度も、会員の皆さんからの様々な想いを集約し、9月8日付で神戸市に対し要望書を提出いたしました。本誌8~12ページに掲載しておりますので、ご覧下さい。要望事項について、幾つか説明したいと思います。
今年度は、新型コロナウイルス感染症、災害対策、住まいの場の整備、短期入所、高齢障害者への支援の5項目と、その他として、障害の理解啓発、支援学校跡地利用、㈱いくせい受託についてを要望しました。
まず、福祉避難所についてですが、福祉避難所が抱える長年の課題として、実際に災害が起こって開設した際、一般の被災者が殺到し、本来利用すべき要支援者を受け入れることが出来なかったり、また、そうなることを避けるため開設しなかったというケースが全国各地で聞かれます。
そういった運営面の改善に、ようやく国が乗り出し、本年5月に規則を改正し、福祉避難所は、要支援者である本人と家族のみが利用できる施設であることを公示する制度を創設し、またガイドラインも改正されました。
神戸市には、ガイドラインに沿って本来の役割が果たせるよう、各福祉避難所への周知徹底や、また、それらの避難所が、備蓄やスタッフの確保、環境の整備等出来ているのかの確認もお願いしました。
住まいの場の整備については、只今準備をしている「えみのき」に続く重度高齢化対応のグループホーム建設に向けて、しあわせの村内での土地貸与のお願いをしました。その他、会員さんからの要望で多かったのは、神戸市に対し、グループホーム建設する際の補助金のお願いでした。

グループホーム等の建設や改修には、国の「社会福祉施設等施設整備費国庫補助金」の対象であり、自治体ではこの補助金を活用し創設等を行っていますが、今後、グループホームのニーズはますます増え、補助枠の拡大が求められます。本補助金の増額について、国に対しての働きかけをお願いしました。
併せて、神戸市単独で行っている「グループホーム整備支援事業」の増額や、制度融資(利息補填)の活用等のお願いや、空き市営住宅を活用してのグループホーム転用のお願いもしました。
また、要望の多かった短期入所については、昨年度、市内9区に設置が完了した「障害者地域生活支援拠点」の緊急時の受け入れについて、9区での連携した受け入れと共に、拠点以外の短期入所事業所との連携による受け入れもお願いしました。そして、土日に事業実施していない幾つかの拠点については、国の第6期基本指針においては、拠点の機能を充実するため、年1回以上、運用状況を検証し、そして、検討することが求められております。従って、その実態を把握し、改善のための方策を検討していただくようお願いしました。

 高齢障害者の支援については、一つの事業所で、介護保険と障害福祉サービスを一体的に提供できる「共生型サービス」についてですが、65歳になって介護保険に移行しても、同じ事業所を利用できるという利点があります。
 しかし、「介護事業所から障害事業所」の報酬に比べ、「障害事業所から介護事業所」の報酬は低く、また事務等の複雑さも重なり、参入する事業所が非常に少なくなっています。報酬化の適正についての国への働きかけをお願いしました。加えて、必須となるケアマネージャーと相談支援専門員の連携を鑑み、共生型の拠点運営をお願いしました。
 その他の要望事項について、ご質問のある方は、育成会事務局・後藤まで、お電話をお願いいたします。
 最後に、今月より「私の街自慢」が始まりました。「北区・愛」が感じられるほのぼのとした内容です。「こうなればいいな」という想いもしたためられ、神戸市・行政の方には特にお伝えしたいなと思います。 (会長 後藤久美子)
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