fc2ブログ
第421号~新型コロナワクチンの春夏接種がはじまりますよ! そして、全国手をつなぐ育成会連合会の人事が大きく変わります。~
2023 / 04 / 19 ( Wed )
 初めに、2023年度の新型コロナワクチン接種が始まります。神戸市が発表した資料を5~10ページに掲載していますので、ご覧下さい。
今回のワクチン接種の概要を要約してお伝えします。
まず、対象者は、①65歳以上の高齢者 ②基礎疾患がある方(知的障害は含まれますが18歳以上が対象です) ③医療従事者等(障害者施設等の従事者も含まれます)で、上記の方は春夏と秋冬の年2回の接種が受けられます。
なお①②③以外の方は、秋冬に行われる年1回の接種のみ受けられます。
春夏接種は、5月8日から8月31日まで実施の予定で、接種対象者には、今月4月20日以降、順次、接種券がご自宅に送付されます。ただし、①の方は無条件に接種券は送付されますが、②③の方については、接種券が届かない人もいますので、ご注意下さい。

②③の方で接種券が届くのは4回目接種の時に接種券の申請をした人です。申請をしていない人には接種券は届かないので、春夏接種を受ける場合は、ご自身での申請が必要になります。
接種券の申請をしたかどうか、覚えていないという方も大勢おられると思いますが、申請の有無も含めた接種券についての問い合わせは、神戸市新型コロナワクチンコールセンター(7ページに記載)までお電話してみて下さい。その際、接種券番号や前回の接種年月日等、必要になりますので、お手元にワクチン接種証明書等を用意して、お電話されるのが良いかと思います。
予約については、6~7ページに詳しく掲載されていますが、春夏接種の接種券(これまでの水色から桜色に変わっています。水色をお持ちの方は5月7日までしか使えません)が届いた日から行えます。
方法としては、これまでと同じように、①かかりつけ医 ②インターネット ③お助け隊 ④神戸市新型コロナワクチン接種コールセンターのうちのいずれかで行って下さい。

また、集団接種会場も市内で5カ所設置(8ページ参照)されていますし、障害者施設での集団接種も行われます(8ページ参照)。そして、今回も、一般の集団接種会場での接種が困難である知的障害者のための接種会場(9ページ参照)も設けられております。
マスク着用は個人の判断となりました。また、感染症法上の位置づけが、結核等と同等の「2類相当」であった新型コロナウイルスも、ゴールデンウィーク以降は、季節性インフルエンザと同じく「5類」に変更となります。しかし、決してコロナウイルスが終息した訳ではありません。  
少しづつ日常生活に戻りつつある今こそ、出来得る限りの防御策は、より重要になってくると思います。私は障害のある息子と共に、春夏、そして秋冬の2回接種を受けたいと思っています。


 次です。令和5年度の神戸市福祉局の予算(主に障害関連)の概要を4ページに掲載していますので、ご覧下さい。当会より、神戸市に対する要望事項に、いつも挙がっている「障害福祉サービスの人材確保」や「グループホーム整備」、その他、計画相談、就労支援、障害児支援等に予算が計上されております。
そして、今年度も令和6年度の神戸市予算編成に向けた要望書を提出したいと思います。11ページに案内文を、14ページに要望事項を記入する用紙を添付しております。皆様からの要望をお待ちしております。
もう一つ、ご案内です。こうべ障害者音楽フェア「2023ジョイフルコンサート」の出演者を募集しております。13ページをご覧ください。
このコンサートは、毎年、神戸新聞松方ホールにて行われていますので、ご存じの方も大勢おられることと思います。「我こそは」と思われる方は、ぜひ一度チャレンジしてみて下さい。
次です。本日のメインとなりますが、令和5年度・今年度、全国手をつなぐ育成会連合会(以下:全育連)の人事が大きく変わります。

 まずは、田中正博専務理事が、令和5年3月31日をもって、全育連を退職し、4月1日付で、加藤厚生労働大臣より、「独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設のぞみの園」の理事長に任命されました。
施設の正式名称は、長ったらしいですが、「のぞみの園」と言えば、これまで、「知的障害者の高齢化」や、「強度行動障害」の研修会等で、講師の方が、度々、当会にお越し下さったことがあるので、ご存じの方も大勢おられると思います。要するに、「のぞみの園」は、知的障害分野で唯一の国立の総合的な施設であり、田中さんは、そこの理事長・トップとなりました。正に、日本の障害福祉を牽引していく最前線の人となったのです。
田中さんの障害福祉のルーツは、40年前となりますが、後に、「レスパイトサービス」と呼ばれるようになった「一時預かりの事業所」を立ち上げたのが始まりだそうです。そして、それだけにはとどまらず、今では全国に普及している「放課後等ディサービス」の先がけともなった「放課後対応の事業」も行いました。その後、「行動援護」の創設・研修、知的障害への「重度訪問介護」の展開、

また、「地域生活支援拠点」の国への提案等、実に、様々な制度・サービスの創設に関わってこられました。
全育連には、東日本大震災が起こった2011年10月より関わって下さり手腕を奮っていただきました。振り返りますと、社会福祉法人格の返上や、労働争議、そして、一般社団法人格取得と波乱万丈であった組織の中で、久保会長を常に支え、ある時は矢面にも立ち、その職務を全ういただきました。感謝・感謝です。全育連からは離れてしまうことになり、大きな痛手となりますが、知的障害分野での福祉の推進に寄与して下さることと信じております。
私は、全育連では、近畿ブロックの会長と全国の理事も務めております関係で、田中さんとは親しくお付き合いさせていただきました。これからも要望・困りごとがあった時には、田中さんを頼っていこうと思っています。
もう一つ、全育連の人事で皆さんにお伝えしなければならないのが、今年度6月開催の理事会において、長年、全育連のトップとしてご尽力下さった久保厚子会長が会長職を退任され、そして、新会長が誕生します。この件については、6月の理事会終了後に、本誌において詳しくお伝えしたいと思います。

最後に・・。新型コロナウイルスの影響で、当会では長きにわたって様々な事業や活動を自粛してきましたが、今年度は、少しづつ集まる機会を増やしていきたいと考えています。
ただコロナについては、4月6日現在、下げ止まり傾向であり、今後、大型連休後やお盆休みの後は、増加が見込まれるであろうとも言われております。感染を防ぐための対策は以前と同じように行いつつ、少しづつ行事を実施していきたいと思います。    (会長 後藤久美子)
スポンサーサイト



18 : 29 : 14 | 会長のひとりごと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
| ホーム |