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第350号~還暦を迎えた育成会、今一度、原点に戻った活動を!~
2017 / 05 / 26 ( Fri )

              
5月3日4日と、「博多どんたく」真っ盛りの福岡に行ってまいりました。
昨年のちょうど今頃、神戸市の人口が福岡市に追い越されるとの話題で持ち切りでしたが、「どんたく」よりも「神戸まつり」の方がおしゃれだし、街並みも福岡よりも神戸の方が
ずっと綺麗、「やっぱり神戸が最高」と自画自賛しながら帰路に着きました。まずは、私たち一人一人が「神戸の素晴らしさ」を再認識することが大切で、これからの神戸に向けての第一歩ではないかと思います。

さて、この神戸の地で結成された当会も、本年60周年を迎えることとなり、記念式典を7月25日(火)に育成会会館で行うことになりました。ご案内は本誌の最終ページに掲載しておりますので、大勢の参加をお願いいたします。
過去に行われた周年行事を振り返りますと、40周年の際には会食会を相楽園で実施したり、また、皆様の記憶に新しい50周年については神戸文化ホール中ホールにて、多くのご来賓をお迎えし記念式典を開催、そして100ページにも及ぶ立派な記念誌も発刊しました。

しかし今年度は、私たちの悲願である重度高齢化対応のグループホーム建設という大きな目標があるため、そちらを最優先し、出費は極力抑えたいとの想いから育成会会館で行うことにいたしました。華やかさには欠けるかもしれませんが、その分、中身の濃い大会にしていきたいと考えております。

まず、記念式典には、ご公務の大変お忙しい中、久元・神戸市長にお越しいただきご祝辞を賜ります。市長さんと言えば、会員の皆さんにとっては、神戸版のニュース番組や、催し物の際、大きなホールや競技場等で遠巻きに見るという程度かと思いますが、育成会会館にお越しいただきますので、是非、間近で、市長さんからのお祝いの言葉をお聞きいただきたいと思います。

また、当日は、2年に1回開催の「神戸市手をつなぐ育成会大会」も併設のため、会員表彰や外部の方への感謝状の贈呈等、30分程度の式典を行いますが、式典終了後、60周年記念講演会を行います。
講師には、全国手をつなぐ育成会統括の田中正博氏をお迎えし、「障害者総合支援法施行3年後の見直しと次期報酬改定を踏まえた今後の障害福祉の動向について」をお話しいただきます。
タイトルだけ聞くと「難しそう~」と思われるかもしれませんが、障害者総合支援法3年後の見直しについては、知的障害に関わる項目が多く、今後障害福祉は、法律・制度・福祉サービス等、大きく変わることが予想されます。
改正される概要からいくつか紹介しますと、一人暮らしを支援する「自立生活援助」という定期巡回型サービスの新設や、介護保険の円滑な利用を促進するための「共生型」(障害福祉サービスと介護保険事業を行う)と呼ばれる事業所の設置や、利用者負担を障害福祉より償還する仕組みの導入、また成年後見制度についても多くの見直しが行われる予定です。
具体的な中身については今年度、省令で定められ、新たな報酬改定が行われる平成30年4月に施行されます。他人事ではありません。これらの改革が「絵に描いた餅」に終わらず、本当に本人にとって実のあるものとなるよう、私たちは改定に向けての動向をしっかり見据え、声をあげていかねばなりません。


田中統括は、知的障害者の高齢化についての研究が進められている「国立のぞみの園」で長年にわたり勤務されておりましたが、当会の前身である全日本手をつなぐ育成会の常務理事として就任されて以来、法律・制度・福祉サービス等の検討を行うために厚労省等に設置される各種の部会・委員会等のメンバーに選ばれ、毎回、貴重な多くの提言をされております。
正に、国の障害福祉の最前線でご活躍されている田中統括ならではの、最新の湯気の立った障害福祉の動向が、当日お聞き出来るのではないかと思います。
「社会福祉」という概念すらなかった昭和27年7月、東京の3人の母親達によって始まった育成会運動は全国に広がり、そして神戸においても昭和32年12月、特殊学級に通う106家族と神戸市教育委員会の先生方によって「神戸市手をつなぐ親の会」が結成されました。当時、我々の子供たちには医療・教育・就労と、人として当たり前に与えられる権利もなく、その権利を獲得するため、若いお母さん方が立ち上がったのが育成会運動の原点です。

先達の固い結束と血のにじむ様な努力の成果により、障害福祉は大きな進展を遂げました。障害があっても地域の学校や支援学校に通い、卒業後の働く場は本人の希望・能力に応じての選択ができ、ヘルパー利用によって生活・余暇支援も確立され、既に引かれているレールの上を歩めば、当面は大きな困り事はなく、親の会に入会しなくても大丈夫・・そんな想いが、全国の育成会が抱えている課題の一つである「会員減少」につながっているように思います。

しかし、本当にもう大丈夫なのでしょうか。いいえ、「保護者の高齢・親なきあと」を考えた時、ソフト・ハード両面の資源もサービスも、まだまだ充分ではなく、地域の中で生きていくには課題が山積みです。
60周年の節目にあたり、創設時の結束と情熱を今一度思い起こし、育成会運動の原点を再確認し、更なる運動の成果を上げるきっかけの大会になる事を願っております。大勢の参加をお待ちしております                  
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