FC2ブログ
第358号~新年早々ですが・・・非常に「重い」テーマを考えてみたいと思います。~
2018 / 01 / 22 ( Mon )

              
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて平成30年を迎えた初めての「ひとりごと」ですが、まずは今年度中、1月から3月までの3か月間に行う3つの研修会のお知らせから聞いて下さい。
まず一つ目は、度々ご紹介させていただいています1月30日(火)に行う「疑似体験・キャラバン隊活動」の研修会が、いよいよ近づいてまいりました。
この活動は、言わば「車椅子・アイマスク体験」の知的障害者バージョンで、実際に参加者に障害特性を体験していただくことにより、知的障害についての理解を深めるためのものですが、加えて、本人の想いや気持ちも体感できるメニューもあり、親である私たちが疑似体験することにより、「こんな気持ちだったんだ」と気づかされ、そして反省させられる場面もあります。ちなみに当日は、神戸では老舗の大手メーカーの美味しいお弁当も用意しておりますので、お気軽にご参加いただけたらと思います。
「ちょっと行ってみようかな~」と思われる方は、是非とも事務局(515-5242)まで、お電話にてお申込み下さい。

二つ目は、重度高齢化対応のグループホームの運営をされている国立のぞみの園より講師をお招きし、2月15日(木)16日(金)の二日間にわたって研修会を行います。ご案内については、〇〇ページに掲載いたしておりますが、今回は、法人の理事長である遠藤浩氏にもお越しいただきます。厚労省にいらした遠藤氏ならではの、制度を絡めた有意義なお話が聞けるのではと思います。

最後のお知らせは、親なきあとの準備の一助となり得る「家族信託」についてです。これは遺言や成年後見制度が抱える課題に対して、有効に対処できる新たな取り組みとして現在注目されております。○○ページでも予告掲載しておりますが3月〇〇日に実施いたします。ご案内は、次号の本誌に掲載いたします。日程のチェックと共に大勢のご参加をどうかよろしくお願いいたします。


 さて、いよいよ本題に入りたいと思います。皆さんは、昨年10月から12月まで放送されていたドラマ「コウノドリ」をご覧になったことがありますか?
「コウノドリ」は、ハイリスクな出産に対応する周産期医療センターを舞台に、様々なリスクを抱えた妊婦と、それを支える医師たちの奮闘を描いた人気ドラマですが、最終回前に、2回にわたって「出生前診断」が取り上げられ、大きな反響を呼びました。
「出生前診断」とは、妊娠中に胎児に障害がないかを調べる血液検査や羊水検査のことで、対象となる3種類の疾患の中に、21番目の染色体異常である「ダウン症」が含まれております。

私たちが若い頃によく耳にした妊婦のお腹に針をさして行う「羊水検査」は、流産の危険性も伴っていたそうですが、3年前から導入されているという「新型出生前診断」と呼ばれる血液検査は、リスクもなく比較的容易に行えるため検査を受けた女性は実に2万人を超え、異常が確定した人のうちの96.5%にあたる334人が中絶を選んだそうです。まだ本格的な導入ではないそうですが、このまま安易にこの検査が広まっていくことには、不安を覚えます。

親であれば「知る権利」は当然あるかもしれませんが、それ以前に、宿った大切な命のために、「知る意味」をしっかり考えることが必要であると思います。
さて、ドラマでは、胎児がダウン症であると診断された二組の夫婦が登場しました。子どもが生まれる前に、生むか否かを親が決めてしまう、正に「命の選別」ともいうべき非常に重い問いかけに対し、一組は出産を、そして、もう一組は中絶という道を選びました。

この結果を受けて、主人公である産科医の「検査を受ける人、受けない人、生む人、生まない人、どの選択も間違っていない、間違っていなかったと思えるように、産科医として、家族と一緒に命と向き合っていくのが僕たちに出来る事、でも僕は赤ちゃんが好きだから・・」というような意味合いのセリフがあったのですが、このドラマは、「出生前診断」や「中絶」を安易に否定や肯定するのではなく、むしろ「視聴者一人ひとりが真剣に考えてみて下さい」という、そんなメッセージを発信しているかのように、私には受け取れました。

確かに、障害のある我が子を安心して託せる社会ではありません。子育ても大変かもしれません。また、障害者に対する差別や偏見も存在します。だから障害がある子は可哀そう、兄弟も大変、そういった様々な理由から、先天性の異常があると判明すると、多くの人が中絶を選ぶのかもしれません。けれども、我々の子供たちの存在価値を否定されているようで、非常に悲しく思います。
でも、悲しんでばかりはいられません。「親あるうちに」この状況を少しでも打破しなければなりません。障害者に対する差別や偏見を無くすためには、社会の人々に障害特性を知ってもらうことが第一です。それには、冒頭でも言いましたが、「キャラバン隊」等を通じて理解を求めることが大変重要です。

 そして、障害のある子を持つ親として声を大にして言いたいこと、それは、障害のある子どもがいても私たちは決して不幸ではありません。健常な子どもを育てていても味わえない喜びもあります。本人たちもそうです。障害ゆえの生きづらさはあっても、周囲の配慮があれば軽減することもできます。みんな精一杯生きているのです。それを伝える一環とも言える「第1回こうべ障がい者芸術フェスタ」が1月25日(木)から28日(日)まで神戸KIITOで行われます。詳細は本誌○○ページをご覧いただき、450点にも及ぶ本人たちの力強い作品(叫び)を是非聞いて下さい。    
スポンサーサイト
20 : 27 : 20 | 会長のひとりごと | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<高齢対策部会  『高齢・重度者の暮らしを支えて』 ~研修会~ | ホーム | クリスマス会>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://kobeikusei.blog55.fc2.com/tb.php/436-296c965f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |