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第363号 ~子供たちのために「やらなければならない努力」と「無駄(?)かもしれない努力」、でも両方大切だと思います。~
2018 / 08 / 09 ( Thu )

  「まごたちわやさしい」・・・。皆さんは、どこかで、この言葉をお聞きになった事はありませんか?
これは、健康的な身体づくりに欠かせないバランスの良い食品の覚え方で、「豆、ごま、卵、乳製品、わかめ、
野菜、魚、しいたけ、芋」が、その食品となります。また最近では、これらの食品は骨粗しょう症の予防にも効果があると
言われているそうです。
実は最近、私は、骨粗しょう症の検査で、今までの「要注意」から「危険域」の範囲内に入ってしまいました。
人一倍健康面には留意し、「栄養オタク」「筋トレオタク」を自負する私なのですが、お医者様いわく、
痩せている人は体重が軽い分、骨に負荷がかからないため、太っている人と比べ、
骨粗しょう症になるリスクが非常に高いそうです。

 栄養のバランスに考慮した「My弁当」を常に持参し、一日30品目以上の食材を摂り、
そして、1時間程度の筋トレを休むことなく毎日実践している私は、「障害のある子供より、絶対に長生きしてやるぞ~」という
強い(?)信念のもと、これまで日々努力を重ねてきたのですが、「痩せ体型」の私にとって、
思いもよらぬ大きな落とし穴が待っていました。
最近は、骨密度の数値を上げるため、カルシウムを多く含んだ乳製品の摂取量を増やしたり、
また、骨に負荷を与える運動にひたすら取り組む等、改善に向け奮闘しております。
そもそも、子供より長生きするなど到底無理な話なのですが、例え1日でもいい・・、健康で長生きしたいがため、
「無駄な努力」かもしれませんが、今後も続けていきたいと思います。

 さて、次は、子供たちのために「やらなければならない努力」のお話です。
昨今、新しい形の啓発活動として、全国各地の育成会が取り組んでいる「知的障害擬似体験・キャラバン隊活動」ですが、
5月15日(火)に当会館において、キャラバン隊立ち上げに向けての研修会を、たつの市育成会の「ぴーす&ピース」を
お招きし行いました。
「ぴーす&ピース」は、「たつの市手をつなぐ育成会」が中心となり結成されたキャラバン隊ですが、
会員だけでなく、たつの市の市役所や社会福祉協議会の職員さん、また、一般市民の方々がメンバーとなり、
市内の学校・民生委員・警察・企業等、様々な団体に向けて、疑似体験活動を通した啓発活動を精力的に行っています。

 更には、北は北海道から南は九州までの多くの育成会に出向き、キャラバン隊を結成するための講座も行い、現在では、
全国で約60程度の育成会が、この活動に取り組んでおります。
知的障害の特性を社会の人々に、どの様に伝えれば理解していただけるのでしょうか?
私たちも、これまで幾度となく様々な場所で啓発活動を実践してきましたが、言葉による説明、
いわゆる座学による語りかけだけでは、どうしても限界があります。しかし、この活動には障害特性について、
具体的で、且つ客観的な論理が組み込まれており、様々なプログラムを実際に体験することにより、障害特性についての
気づきや理解が生まれるのです。
プログラムの内容は、ロールプレイやグループワーク等、様々なメニューがありますが、どのキャラバン隊も、
メインには疑似体験活動を実施しているようです。

 楽しくワクワクしながら、正にゲーム感覚で参加できる擬似体験なのですが、幾つか具体的に紹介しますと、
知的障害者が持つ「抽象的な言葉での理解が困難である特性」については、参加者に「抽象的な言葉」を絵で
表していただきます。抽象的な言葉を絵で表現することの困難さを体感していただき、
具体的に伝えることの大切さを知っていただきます。
 また、「周りは見えずに興味のある物だけしか見えない」という知的障害者の視点
(一点集中、シングルフォーカスと言われています)を、ペットボトルを使った眼鏡を使用し体感していただきます。
また、コミュニケーションがうまく取れない障害特性については、寸劇を通して、
言葉が伝わらないもどかしさ困り感を参加者に体感していただき、身振りや絵・写真等の有効性の理解につなげます。
「障害者差別解消法」が施行されて、「合理的配慮」という考え方が、この法律の大きな柱となっておりますが、
合理的配慮を行おうにも、社会の人々は、知的障害の特性を知らないため、肢体・視覚障害の方々の様な合理的配慮による
好事例がなかなか聞こえてきません。 
それどころか、障害者施設を建設するとなると、必ずと言っていいほど、地元の反対運動が起こります。
時には、不審者と勘違いされることもあります。奇異な目で見られることは数知れません。
しかし、社会の人々が知的障害について知らないために、差別や偏見が生まれるのです。
「知らない」なら伝えなければなりません。伝える事により理解が生まれます。理解が生まれれば世の中も変わり、
障害のある本人たちにとって住みやすい社会になるのではないでしょうか。
「障害者差別解消法」は、地方自治体に対して、啓発活動の実施を義務付けております。また、「障害者総合支援法」では、
障害者の地域生活に関する啓発事業を、自治体が行う「地域生活支援事業」の必須事業として位置づけております。
「キャラバン隊」は、正に、自治体での施策の対象となり得る活動なのです。
行政や社協等の皆様のご協力を得ながら、この活動を進めてまいりたいと思います。
もうしばらくすると、立ち上げに向けての具体的な動きに入っていきますので、
その際には、どうぞ多大なるご協力・ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 最後に研修会の予告です。8月10日(金)に、全国手をつなぐ育成会の機関紙「手をつなぐ」でお馴染みの又村あおいさん
(イケメンです)にお越しいただき、研修会を行います。(本誌5ページに案内予告を掲載しております。)
内容は、ずばり「お金」についてです。親なきあと、障害年金を受けながら地域で暮らしていくためには、どれだけ必要で、
どれだけ不足が出てくるのか。そして、どう蓄えて、どう残すのか等、いつも通り具体的に分かり易くお話いただきます。
詳しくは来月号でご案内します。             
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