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第364号~今月号をスミからスミまで読んでみよう!~
2018 / 08 / 09 ( Thu )
             
 遠く離れた日本海を進んでいたせいか、被害等、全く予想だにしなかった台風7号が引き連れてきた梅雨前線の影響で
、西日本を中心に数十年に一度という大雨が降り、広域にわたって各地に、甚大な被害が発生しました。
当会においては、支援学校の高等部の生徒を対象にした恒例の「進路情報提供会」を7月7日(土)に行う予定だったのですが、
止む無く中止にしました。
豪雨による被害の全容は、まだ明らかではありませんが(本原稿執筆時)、週明けの9日には、
例年に比べて10日前後も早い梅雨明けが発表されました。被災地の方々にとっては、
猛暑の中での捜索活動や復旧作業等、過酷な日々が続くと思いますが、一日も早い復興・復旧を心からお祈りいたします。
さて、今月は、特にテーマを決めてお話しするのではなく、本誌に掲載している記事について、
細かくいろいろと掘り下げてお話ししたいと思います。

 まずは、先月号でも予告案内いたしました又村あおいさんの研修会の案内を最終ページに掲載しておりますので、ご覧下さい。
当会では、ここ数年、「取り組もう!親なきあとは親あるうちに」をスローガンに、ハード面では住まいの場の整備を、そして、ソフト面においては、「親なきあと」を踏まえた、いろいろな観点からの研修会を行っております。
昨年度末には、マスコミ等で話題になっている「家族信託」についてを、最近では、親なきあとをサポートする
「生命保険信託」についての説明会を行いました。
そして、今回は、久々に又村さんにお越しいただき、「障害のある人の暮らしとお金 ~いくら必要?どう託す?~」と題した、
親なきあと、私たちが一番気がかりな「お金」について、今から準備しておくこと等も含め、
いつも通り分かり易くお話しいただきます。

お盆前のあわただしい時期ではありますが、大勢のご参加をお待ちしております。
次に、7ページに「心の輪を広げる体験作文」の募集を掲載しております。
これは、内閣府が「障害者週間」の取組の一つとして行っているもので、都道府県や指定都市が共催し、
作文とポスターの募集をしております。
作文の内容は、例えば、障害のある子どもさんと歩んできた道のりを振り返り、社会の人々との関わりの中で、
嬉しかったこと、悲しかったこと、そして、障害のある人も無い人も共に生きる社会を構築するためには、
どうすればいいのか、どんな社会になってほしいか等、何でもお書き下さればと思います。
子育てに一番近いお母さんはもちろんですが、ご兄弟の立場から、またお父さんの想いもお聞きしたいですね。
(6ページ掲載の「リレー随筆」、最近は、お父さんバージョンで9区のお父さん方に順に寄稿いただいています。
今月号も力作です)なお優秀作品については、内閣府が主催する全国大会へ出品されるそうです。
皆さんも、ぜひ一度、挑戦されてみてはいかがですか?
続いて、3ページから5ページにかけては、「全国手をつなぐ育成会連合会」に提出した国に対する要望書を掲載しております。
これは皆さんが「難しい」「おもしろくない」と、スルーしてしまうページかもしれませんが、
法律や制度、サービス等の不備な点は、国(或いは神戸市)に対して声をあげなければ改善されません。
「障害福祉」の現状を知るためにも是非お読みいただければと思います。

 皆さんに身近な要望事項を幾つか補足説明しますと、まず初めの、高齢障害者の項目、これは今後、本人たちが直面する、
正に「65歳問題」です。
「介護保険優先」の原理から、65歳になった時、障害と高齢で相当するサービス(生活介護、居宅介護、短期入所)については、介護保険に移行となりますが、しかし、その際必要な「介護認定」は主として身体状況で判断されるため、
知的障害者は軽くなることが多く、サービス支給量が低下することが予想されます。

例えば、デーサービスを週に5日間利用していた人が、介護保険に移行すると、3日しか利用出来ないという事態も
起こり得るのです。足らずの2日間は、障害から支給する方法(「上乗せ」と言います)もあるのですが、
国による取決めはなくて、自治体での判断となっております。
神戸市の場合は、「居宅介護」のみ支給量を上乗せすることは可能ですが、残りのサービスについては行っておりません。
残りのサービスも対象となるように市に対しては要望いたしますが、しかし、やはり、大本の「国」の方で取り組まない限り、
解決しないようにも思われます。

 また、1割負担については、いくつかの条件があえば償還されることになっていますが、しかし、65歳になる以前に5年間、
そのサービスを利用しなければならないという条件があります。
例えば、62歳までB型事業所に在籍し、その後、生活介護の事業所に移った場合、利用期間が3年のため、
65歳以降の償還はありません。償還されるためには、60歳になった時点で、生活介護に行かざるを得ないという様な問題が
発生し、その改善を求めております。
グループホームについては、入所施設に変わる住まいの場として位置づけられ、特に、障害者の「重度・高齢化」に対応するため、本年4月より創設された「日中サービス支援型」グループホームは、昼間も含んだ手厚い職員配置となっておりますが、
まだまだ不充分で、24時間365日の支援が可能となる報酬の確保が必要です。
移動支援については、保護者の高齢化により、日中活動の場への送迎が困難となっていることから、
当会においても一番要望が多く、また、短期入所利用時や、入所施設利用者にもサービス利用が可能となるような
要望も含まれております。本サービスは「地域生活支援事業」で自治体の裁量で行う事業であるため地域格差も生じています。
保護者の高齢化という現状を考え、国の責任のもと実施されるよう要望いたしました。その他の要望事項も是非ご覧下さい。
神戸市に対する要望書は、今月末に提出いたします。        
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