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第378号~近畿大会大勢のご参加をよろしくお願いします!そして、裁判の判決から・・・~
2019 / 09 / 10 ( Tue )
 会員の皆様(詳しく言えば、障害基礎年金受給者の方)、「年金生活者支援給付金」を受け取るための手続きは、もう済まされましたか?
 消費税率引き上げの際、障害基礎年金が増額されることは、かなり早くから皆さんにお伝えしておりましたが、(その後、二転三転はあったようですが)、最初にお伝えした通り、2級は5000円、1級は6250円の増額ということで、まずはホッとしております。
まだ葉書を出してないという方、福祉は申請主義です。出さなければ貰えませんよ。どうか早急に出して下さい。

 次に、「近畿大会」のご案内を8~9ページに再度掲載いたしております。
本大会・本人大会の詳しい内容については、7月号・8月号の「ひとりごと」に掲載済みですので、ご一読を。
締め切りは、10月11日(金)となっております。会員さんは、参加費が無料です(本人さんも)。
どうか大勢のご参加をよろしくお願いいたします。
 次に、今月初旬頃、会員の皆様方に、所属先を通して、或いは、ご自宅に「住まいの場に関するアンケート」が
届いたかと思います。
 同様のアンケート調査は平成28年度にも行い「えみのき」建設に至りました。
今回は、その第2弾として実施いたしますが「本人の将来的な住まいの場」や「保護者の高齢化」等に関して、現在の想い
・希望を把握するためのものです。締め切りは、9月20日(金)となっておりますが、まだ提出されてない方は、
どうか返信をお願いいたします。

 続いて、もう一つ、神戸市が行うアンケート調査にご協力のお願いです。
対象者は、身体・知的・精神・発達障害者と難病患者で、その中から、ランダム(無作為)に抽出された約1万人の各家庭に
「福祉に関する調査」と題した調査票が10月頃、郵送されます。
今後の神戸市の障害福祉計画策定の際の、基礎資料にすることを目的に行われる調査ですので
受け取られた方は、ご記入の上、必ず返信をよろしくお願いいたします。

 次に、今回のメインの話題です。ショッキングで、辛くて悲しい話です。
 2014年、大分市のマンション階段で、管理人(当時62)が知的障害のある男性(同42以下:A君)に
突き飛ばされて死亡するという事件がありました。
 A君は、傷害致死容疑で書類送検されましたが不起訴、すでに亡くなっているそうです。
管理人の遺族は、A君の両親に対し、約5400万円を求めて提訴しました。両親の監督責任の有無が裁判の最大の焦点と
なりましたが、大分地裁は今年8月22日、両親の監督義務違反を認めず、請求を棄却しました。 
なぜ、この様なことが起こったのか、経緯をお話しします。
A君は、パニックによる他害があり、入退院を繰り返していたそうです。
ある時、入院先の医師から、入所施設を勧められましたが、「自分達で面倒を見るから」と、両親は申し出を断りました。
そして、A君が調子の悪い時は入院をして、退院後は、自宅で3人で暮らすという生活を続けていたそうです。
 A君が外出する際には、両親か、どちらかが付き添っていたそうですが、たまたま一人で出かけた時に、
この不幸な出来事が起こってしまいました。

 上記の判決に対し、犯罪被害者の支援団体は、「遺族は怒りのやり場をどこへ持っていけばいいのか」というコメントを
出されたそうです。また、ネット上では、「知的障害者には絶対に関わってはいけない」「知的障害者は無敵?」
「親が責任を取るべき」「健常者の人権が無視されている」という批判的な意見が圧倒的ですが、
中には、「行政が被害給付金を設立するべき」「判決は、逆に障害者が差別される結果になる」等、
問題定義の意見も寄せられていたようです。

 我々の子供たちは、突発的に思いも寄らない行動をする事があります。そして、それを予測することは不可能ですし、
ずっと監督して防ぐことも困難です。両親に責任を問うことは酷であるとは思います。しかし遺族の立場になれば、
刑事責任も問えず、賠償も認められないでは、納得がいかないと思います。
賠償という観点では、ネットに書き込まれていた「犯罪被害者等給付金」や、「遺族給付金」という制度もあるそうです。
しかし、遺族が求めている金額には、到底及ばない支給額だそうです。
凶悪犯罪が増加している昨今、支給金額を拡充し、国が加害者に変わって支払い、被害者が救済されるという法制度に
改善されることが必要です。

 最後に・・。加害者となったA君は、管理人さんを恨んでもいないし、殺意があった訳でもありません。
A君の中で、不安なこと、嫌なこと、悲しいこと、何か、必ず要因はあったはずです。
しかし彼はそれを訴えることも出来ないし、また軽減させる術もなく、A君流の「イヤ」という表現方法が、
あの様な悲しい結末となってしまいました。
 A君は、どうやら福祉サービスは使ってなかったようです。なぜ、行政に頼らなかったのか、あるいは、
あの時、入所施設に入っていたら、A君は、違った人生を歩んでいたかもしれません。
 いずれにしても、今回の事故は、決して他人事ではありません。ひょんな事から、いつ加害者になってしまうかわかりません。
私は、もしも息子が人や物に危害を与えた時、「最低限の責任」が果たせるように、数年前から
知的障害者向けの保険に入っています。
それは息子が加害者になった場合、被害者に対する賠償金の支払いは勿論ですが、
その行為(賠償金を支払う)自体が、息子自身をも守ることにもつながるからです。
今回、保険の必要性を改めて痛感しました。
A君は「行動障害」があったと思われます。「行動障害」と言えば、「自傷・他害」という行為を思い浮かべますが、
それだけでなく、同じ質問を繰り返したり、何度、注意してもやめない等、多くの知的障害者に共通する特性を持っております。

 本誌7ページに掲載しておりますが、「行動障害のある人の暮らしを支える」と題した研修会を10月18日(金)に行います。
「行動障害」について、是非、学んでみて下さい。 
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