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第393号~コロナ禍でも全育連は頑張ってます!そして、ある日の光景から・・・。~
2020 / 12 / 24 ( Thu )

 まず始めに、先月号に続き、アンケートご協力のお願いです。
全国手をつなぐ育成会連合会(以下:全育連)・権利擁護センターでは、只今、障害基礎年金についてのアンケート調査を行っております。
障害基礎年金につきましては、障害のある本人達にとって、なくてはならない貴重な収入源ですが、数年前までは支給の有無についての地域格差が顕著に現れ、特に兵庫県においては、申請しても支給されないケースが他府県と比べ非常に多いという状況が続きました。そこで、全育連では、全国の育成会において実態調査を行い、国に対し、その不合理を訴えてまいりました。
私たちの努力が実り、平成28年には、受給についての「等級判定ガイドライン」が施行され、年金支給有無の地域差は生じにくくなってまいりました。

しかし、最近の知的障害者の受給状況は、1級認定が13%と非常に少なく、また、永久固定(更新がなく診断書提出の必要はなし)の方は、新規で、わずか5%となっているそうです。
障害支援区分や就労形態、収入額等が、年金受給の有無や等級に関係があるのか、また、数年ごとの更新についても、どの様な人がどれくらいの頻度で行われているのか等、実際の受給状況を詳しく調べるために調査を実施し、国への要望に反映したいと思います。

全育連からは、20代、30代、40歳以上の本人、それぞれ10名づつの協力依頼でしたので、それぞれの年代ごとに10名、計30名の方にアンケートを送付させていただきましたので、趣旨をご理解の上、ご協力のほどどうかよろしくお願いいたします。
権利擁護センターでは、先般、グループホーム建設にあたっての反対運動等のアンケートも実施し、支部長さん方にご協力いただきました。(報告書が送られましたらお知らせいたします)また、現在、行っている年金調査の次は、成年後見制度についてのアンケートも実施されます。

「グループホーム=住まいの場」、「年金=収入源」、「成年後見制度=権利擁護」は、本人たちが親なきあとも、地域の中で当たり前に暮らすために必要不可欠な3点セットです。
全育連では、全国組織であるというスケールメリットを活かして多くの声を集約し、それぞれの現況を把握、課題等を国に届け、改善に向け運動を展開してまいりたいと思います。今後とも、ご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。

もう一つ、全育連の話題をご紹介します。以前からお伝えしておりますが、久保会長は、国が設置する多くの委員会に出席しております。(久保会長か、副会長、又村事務局長が委員になっています)、最近は、どんな委員会に参画しているのか、
そして、国の障害者施策の方向性を審議する重要な位置づけである「社会保障審議会障害者部会」の動きについて、12月7日現在の最新情報を4ページに掲載しておりますのでご覧下さい。

私たちに大きく関係するのは、まずグループホームについてですが、重度者を受け入れたり、手厚い夜間支援体制を行う事業所には加算されるということや、就労継続B型が現行のタイプ(工賃により報酬が連動する)と、もう一つ連動しないタイプ(例えば地域との連携等が評価される)に分かれ、選択制となります。選択すると3年間は変更できません。また、施設外就労加算は廃止となり、その財源は、連動しないタイプに充てられます。その他、今回の報酬改定では見直されるであろうと言われていた、通所系サービスの送迎加算や食事提供体制加算について、コロナウイルス感染の状況を踏まえ、現行通りとなりました。ただし永続的なものでなく、今後は見直しもあり得るそうです。ご質問等おありの方は、後藤までお願いいたします。

次です。私たちが行政に向け、声を上げることが出来る一番身近な機会となるのが、神戸市に対して毎年提出している要望書(8月号に掲載)です。市より、要望に対する回答をいただきました。本誌8~17ページに掲載しておりますのでご覧下さい。回答について、ご質問のある方は、後藤までお願いいたします。


 次の話題です。育成会事務局に向かう電車の中で、ある日、いろいろと考えさせられてしまう光景に遭遇しました。朝の混雑をさけるため、時間がかかっても、出来るだけ普通電車を利用している私ですが、とある駅から、視覚障害の青年が乗車してきました。
彼は、乗車扉からまっすぐ歩き、もう片方の扉の前で立っていました。そして、次の駅で下車しました。車内から、降り立った彼の様子を見ていると、どうやらエレベーターの場所が分からないようで、白杖で誘導ブロックを探しながらも、その場所で立ちすくんでいる様子でした。

私の乗った電車は発車し、その後のことは分かりませんが、その駅のホームは、地下にあり、彼の行く手には、太い円柱の柱がありました。また、彼がエレベーターと勘違いした窪んだ場所は、椅子が並べられているスペースで、どうすればいいのか困っているように見受けられました。
周りを歩いている人々は、彼の行動をじっと見ながらも、みんな通り過ぎて行きました。
以前なら、こんなことはあり得なかったと思います。必ず、誰かが声をかけ、その場所に行くお手伝いをしていたと思います。けれども、コロナ禍の昨今、誰もが人との接触を避けるため、声をかけない、また視覚障害の方も嫌がられたくないので助けを求めない・・、こういった状況が、最近よくニュースで流れている「ホーム転落死」にもつながっているように思われます。
私自身も、以前は、電車やバスで視覚障害の方を見かけると、乗降の手助けをしたり、空いている席に案内したりしていました。それは、障害特性は違えども、息子と同じ社会の人々の配慮が必要な方であるため、息子の姿と重ね合わせ(息子が困っていたら助けて欲しいという気持ち)、出来る範囲の手助けをしていました。けれども、コロナ禍で「感染しない。感染させない。」と言われている中、なかなか以前の様な行動に踏み切ることは出来ません。しかし、視覚障害者に限らず、我々の子供たちも同じです。駅や街中で、ヘルプマークをつけて困っている知的障害者を見ても、このご時世、積極的に声をかけて下さる人は果たしているのでしょうか。

コロナウイルスという厄介な輩は、人々の身体を蝕むだけでなく、「こころ」にも入り込んで、誰もが持ち合わせていると思われる人としての「やさしさ」をも破壊してしまうのでしょうか。
新しい生活様式の中で、配慮が必要な人々に対し、どういった方法でなら手助け出来るのか、あの日、あの光景を見てから、ずっと気になっています。
最後に、「コロナが終わったら何がしたい?」と題したシリーズが始まりました。コロナ禍の中での想いと、これからについて切々と書かれています。ぜひご覧下さい。(会長 後藤久美子)
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