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第411号~4回目、ワクチンOKです。ただし、申請が必要です。 そして、心に刺さった言葉です。考えさせられました。~
2022 / 06 / 19 ( Sun )
 福祉パスの有効期限が令和4年12月末の方には、更新申請書がご自宅に届いたと思いますが、もう手続きは済まされましたか?申請期限は9月20日必着となっていますが、まだ充分に時間があるからと後回しにせず、早急に返信して下さい。期限が切れた福祉パスは利用できませんので、くれぐれもお忘れなく。

 次です。本誌先月号にワクチン4回目接種についての情報をお知らせしましたが、当初の厚労省の発表では、「基礎疾患を有する方」の要件の中に知的障害者は含まれていませんでしたが、療育手帳を所持する知的障害者は接種できることになりました。ただ、60歳以上の方のように、5か月経過後を目途に接種券が発送されてくるのではなく、接種券を発行してもらうための申請が必要です。基礎疾患を有する方の4回目接種についての神戸市の記者発表の資料を4~7ページに掲載していますので、ご覧になってみて下さい。
全資料は9ページ程度のボリュームなので、基礎疾患を有する方のみの資料を掲載していますが(60歳以上は今までと同様のため省略しました)、それでも4ページ程度ありますので、要約したものをお知らせしたいと思います。本誌に毎月掲載の「Withコロナ」のコーナーにまとめましたので、3ページをご覧になってみて下さい。

 次に、もう一つ、お知らせがあります。こうべ市民福祉振興協会からの「KOBEしあわせの村ユニバーサルカレッジ」受講生募集の案内です。12ページに案内文、そして13ページに申込書を添付しておりますので、ご覧下さい。
この事業は、文部科学省からの委託事業で、高等部卒業後の障害のある方を対象に、様々な講義が受けられる「学びの場」を提供するものです。また受講後には、部活動も行われております。第1回目は終了しておりますが、2回目からの受付も可能です。そして年間を通しての受講でなく、興味のある回だけでも参加できるそうです。受講料は、主に昼食代となり1回1000円です。
充分な感染対策のもと実施されているそうですが、参加される方は、往復の道のりも含めて、各自で感染対策には充分留意して下さい。

 最後に・・・、大阪府の育成会の機関紙に、「家族の思い」というコーナーがあり、堺市手をつなぐ育成会会長の小田多佳子さんのお話が掲載されていました。非常に考えさせられる内容でしたので、ご本人の了解を得て、ここに紹介させていただきます。
小田さんのご子息は、現在、療育手帳A判定で、障害支援区分6、強度行動障害があります。3歳の時に自閉症と診断されました。5歳の時に、ご主人が病死されましたが、教師や支援者、ヘルパー等に支えられながら、親子二人で23年間生活してきました。
幼少の頃は、とにかく寝ない子供で、少しでも昼寝しようものなら、夜は一睡もしないという状態で、小田さんは睡眠不足のため、ふらふらだったそうです
その上、ご子息には極端な偏食があり、食べられるものは限られている反面、はまってしまうと、同じものばかり長期間食べ続けるのです。ちなみに最近では、レトルトの「すき家」の牛丼を週5回食べているそうです。

日常生活においては、毎日、バスタオルを2枚ずつハサミで小さく切ったり、同じく、毎日、ティッシュボックスを2個ずつ壊すなど、破壊行動が多々あるのですが、制止すると激しいパニックを起こすため、止めさせることは出来ません。
特に調子が悪い時は、行動障害が一層激しくなり、入浴剤3缶を一度に使いきったり、切った梨をトイレに流す等、全く目が離せず、気が抜けない生活になってしまいます。
そんなご子息ではありますが、小田さんは大切に大切に息子さんを育ててきました。そのせいでしょうか、小田さんが疲れて元気がない時には、息子さんは、小田さんの頭を、「よしよし」と撫でてくれるなど、優しい一面も持っています。
とは言え、息子さんの不調が続くと、さすがに小田さんもキレてしまい、「なんでこんなことばかりするの」と怒りをぶつけたり、「もうこんな生活イヤ」と思うこともあるそうです。

しかし、息子さんを手放す勇気はないそうです。それは、「もしも虐待されたら」という強い恐怖や不安があるからです。
「何のために生まれて、何をして生きているのか? 分からないまま終わる、そんなのはイヤだ」・・これは、息子さんが口ずさんでいたアンパンマンの歌の一部ですが、その歌詞は、小田さん自身が、何度も何度も考えてきた「息子は、どうして、こんな重い障害を持って生まれてきたのだろうか」という難しい問いに、何か通じるものがあるように思えました。
「息子は、この難しい問いかけに対する答えを、探し続ける人生にチャレンジしているのではないだろうか?」・・そう考えついた時、小田さんは号泣したそうです。

支援者は、仕事が辛かったら仕事をやめることができます。そして、家族は「障害」というものから離れることもできます。しかし、障害のある本人たちは、「障害者」であることを決してやめることはできないのです。

小田さんの最後のメッセージです。「息子は、障害のある人生にチャレンジして生き抜こうとしています。周りは、このことを理解して応援して欲しいと思います。そして、『虐待されたらどうしよう』という不安や恐怖の無い福祉にしてほしい、そんな福祉を支えてくれる社会になってくれることを家族として願ってやみません。」・・・以上が、小田さんのお話しです。

親なきあと(親が亡くなってからではありません。親が支援できなくなってからです)、障害のある本人が過ごす人生は、一般的に30年近くあると言われています。(もちろん、出生時の親御さんの年齢等で個人差はありますが)
我が息子に置き換えれば、30年近くの長きにわたり、「障害者」として、たった一人で生きていかねばなりません。親がいなくなっても、障害があっても、幸せだと思える人生を歩んでいって欲しい・・、これは、障害のある子どもを持つ、私たち、全ての親の願いです。

障害者を取り巻く制度もサービスも以前と比べると充実してきましたが、まだまだ改善すべきことは、山積しています。思い描く社会に、少しでも近づけるためには、我が子のために、声を上げねばなりません。しかし、一人で叫んでも誰にも聞こえません。
「数は力なり」と言いますが、「育成会」という大きな団体で発信することにより、神戸市に対して、そして、国に対して、その声が届くのではないかと思います。

保護者の高齢化は否めませんが、子供たちのために力を合わせ、もう少し共に頑張りましょう。
今後とも、ご支援ご協力、どうかよろしくお願いいたします。     (会長 後藤久美子)
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